フランスで庭はじめました【2019 Mai】 日曜日はブロカントと水車小屋を訪ねて。〈前編〉

Paris 2019.05.15

吉田パンダ

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こんにちは、吉田パンダです。若葉萌ゆる5月、ウチの庭の雑草達もだいぶフサフサしてまいりました。前回ガレージ横に植えたクレマチス&オダマキは、その後雨にも雹にも負けず元気に育っていますが、ほか庭仕事で進捗は特にありません(←エー!)。ゴホン、始めにお伝えしたように、庭造りと“田舎暮らし”のブログですからして、今回はその“田舎暮らし”をテーマにお伝えします。

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とある日曜日。庭用のテーブルと椅子でもあったらと、Heudebouvilleという近くの町で催されていた蚤の市へ足を運んでみました。

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ちなみに、最新式のエコパーキング! 蚤の市を探したサイトでは、「個人、プロも合わせて200〜300のスタンドが出ます」と書いてあったので、期待して来たのですが、、。

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ふむ、、、(無言)。

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お姉さんがかわいい←そこじゃない。どうも「ブロカント」というより個人がメイン、日本で言うところの「バザー」的な、、。こちらで言うなら「Vide Grenier」のようです。

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「ホーッホッホ、もう来てしまったんだから、のんびりしていくがよい」と、壁のフクロウさん。だよね。

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プロっぽい人もいますが、ちょっとだけ。ランプシェードも探さなくちゃ。

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探していなくても、器や鍋はつい見ちゃいますよね? そういえば、ずっと以前にしてもらった前世占いでは、自分の前世がイギリス人で、コックの船乗りだったと言われました。食いしん坊はそのせいか、、。

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途中からモノを見ないで犬を見てたり。毎年ここで、友達と一緒に店を出して不用品を販売しているそうです。皆楽しそう。

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ベルジェ・オーストラリアンのモーツァルト、3歳。娘さんにせがまれて飼った、初めての犬だそう。この犬種は飼い主にほんとに忠実ですよね。手を伸ばしてもこちらに来てくれず。ちぇ←すでにいぬパリ

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風薫る、君と見た生垣の花が綺麗でした。

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最後は「Association des Anciens(ご長寿会)」と書かれた、可愛いワゴンでポットに入ったコーヒーやお茶を販売していたおばあちゃんトリオ。実はラスボス、、じゃない、このバザーを取り仕切っているドンの皆さんでした。いくつかのイベントを企画して収入を稼ぎ、年に一度、ご長寿会の皆で海外旅行をしているそうです。今年はクレタ島に行ってきたのよ、とメガネのおばあちゃん。お達者ですねえ。次回の皆様の海外旅行用にとコーヒーをお願いしたら、手作りケーキを3つも持たせてくれました。

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結局庭用のテーブルを探して、出会ったのはおばあちゃんの手作りケーキ。来年もまた買いに来よう。

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さて、ケーキとコーヒーでひと休みしたあとは、ANDE(アンデ)という町にある12世紀の水車小屋を目指しましょう(ここも近所)。フランソワ・トリュフォーの映画ロケ地にもなった場所です。

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川辺に車を止めて、水車まで歩く途中に立派なお屋敷の門を発見。「おー、まるでシャトーの入り口みたいだなコレ」と外観の写真を撮っていたら、金髪にサングラス、ジーンズのマダムが中から手招きしています。「え?オレですか?」とパンダさん、妖艶(?)なマダムに誘われるまま門をくぐりました。勝手に外観を撮影したことを咎められ、そのまま地下室に閉じ込められて拷問されるのか、長くなるので続きはまた次回、、、。どうぞお楽しみに。

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吉田パンダの「フランスで庭はじめました」

photos et texte : PANDA YOSHIDA

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida

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