乳糖不耐症でなくてもワッフル好きならカフェ・マレヴァ。
Paris 2019.10.11
パリの中でも高級地区のトライアングル・ドール。そこの5つ星のホテルGrand Powersのレストランが、この秋、“ウェルビーイング”メニューを宣言した。季節の食材にこだわるのは、いまやどのレストランでも当たり前になっているが、このCafé 52では肉を全廃し、野菜に重心をおき、さらにグルテンフリー、ラクトース(乳糖)フリーの食事も可能になった。
グルテンフリーをうたう店はパリでも少なくないが、ラクトースフリーはまだ珍しい。レピュブリック広場から徒歩5分程度の場所にあるCafé Mareva(カフェ・マレヴァ)を試してみよう。ここは、2年以上前からラクトースフリー&グルテンフリー料理を提供している。乳糖不耐症のマレヴァ・ランフトルがラクトースOKの人たちとおいしい食事を共にできる場所、ということでオープンした店だ。
おいしい料理やワッフルが待つカフェ・マレヴァ。いたってカジュアルな構えだ。
ワッフル以外にも、ホームメイドのパティスリーなどスイーツいろいろ。
メインはサツマイモをベースにしたワッフル。カリカリしっとりの食感で、優しい甘さが特徴である。ワッフルの上のセレクションは、ポーチドエッグ、ベーコン&レタス……。ベークドポテトが添えられるクラシックなワッフルもあり、こちらには最近はフライドチキンが加わった。これは、なかなかのボリュームである。デザートやティータイムには、ホームメイド・ピーナッツバターやキャラメルなどのスイートワッフルなどを。テイクアウトもできる。
上はスモークサーモンをプラス(4ユーロ)した「アボカド・クラシック」(11ユーロ)。ベーコンのプラスも可能だ。下はフライドチキンをのせたクラシックなワッフル(14ユーロ)。
ワカモレのせのクラシック・ワッフルはベストセラー。ランチタイム(12〜14時30分)は食事系ワッフルとホームメイド・パティスリーのセットで14ユーロ。さらに2ユーロでグラスワインやジュースも。
ワッフル以外にも、アボカドトースト、野菜のブッダボウル(右)、スープといった軽食も揃っている。
38, rue du Faubourg-du-Temple 75011 Paris
営)9時〜17時(火~木) 9時~22時30分(金、土)
休)日、月
www.cafemareva.com
réalisation:MARIKO OMURA