ニッチなヴィルヘルム・パルフュムリー、パリで活動開始。

Paris 2019.10.28

ニューヨークに2015年に生まれたVilhelm Parfumerie(ヴィルヘルム・パルフュムリー)。香り好きだった祖父にインスパイアされて、ジャン・ヴィルヘルム・アグレンが設立した香水メゾンである。香りはユニセックス。ほかで見つけることのできない個性的な香りを求める人々の間で密かに囁かれる名前で、パリでは香りのコンセプトストアのノーズがいち早く販売を始めた。最近フランスのプライベート投資家のサポートにより、メゾンの本拠地がパリに移り、ギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼで本格的に販売されることになった。

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ヴィルヘルム・パルフュムリーの創業者はスウェーデン出身のジャン・ヴィルヘルム・アグレン。

記憶、感動、場所……ジャンの頭の中にある香りのイメージが、調香師によってボトルの中でたゆたう香りとなるという。たとえばベストセラーのモーニング・チェス。これは彼の記憶に残る毎朝チェスを楽しむ父親の姿から。ネーミングはシンプルだが、香りの成分はなかなか言い当てられない複雑さがある。一筋縄ではいかない。ヴィルヘルム・パルフュムリーの多くが、こんな第一印象を与える。それゆえに、このメゾンの香りには攻略不可能に思える男性あるいは女性を口説き落とすようなおもしろさが秘められているのだ。ブラック・シトラス、ルーム・サーヴィス、スモーク・ショー、マンゴ・スキン……試す前に名前から香りをイメージしてしまいがちだが、感覚を驚かせるヴィルヘルム・パルフュムリーの香りは無心で嗅いでみるのがいいだろう。

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ヴィルヘルム・パルフュムリー。ボトルのデザインは同じでも、香りはそれぞれとても個性的だ。

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香りのイメージショットもユニークである。

新作のボディ・ペイントは、マルク・アントワンヌ・コルティキアートに調香が任された。洋ナシと唐辛子という意外に思える組み合わせ。悦楽のクラブで用いられた秘伝の香りに着想を得ているそうで、フルーツのセクシーな香りを愉しめる。

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最新作ボディ・ペイント。トップノートは洋ナシ、緑唐辛子、赤唐辛子、レモン。ミドルノートはスパイシー、ベースノートはウッデイ。210ユーロ(100ml)。

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メゾン・カラーは鮮やかなサフランイエロー。ブロカントで見つけたベークライトの破片にインスパイアされたそうだ。

Vilhelm Parfumerie / Galeries Lafayette Champs-Élysées
60, avenue des Champs-Élysées 75008 Paris
営)10時30分(日11時)〜23時(月22時、日20時)
無休
http://vilhelmparfumerie.com

réalisation:MARIKO OMURA

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