超がつくアップサイクリング、ウエストン・ヴィンテージ。

Paris 2020.04.01

きちんと手入れして長いこと愛用する上等な一足として、奮発して入手する。それがJ.M. ウエストンの靴。実際、フランスの修繕アトリエでは毎年1万足を扱っているそうだ。

昨秋、そのJ.M. ウエストンの歴史に“ウエストン・ヴィンテージ”なる新しい活動が加わった。持続可能なモードの取り組みのひとつ。まず下駄箱(とフランスでは言わないけれど)で眠っている昔のJ.M. ウエストンの靴を、客がオンリーブティックに持ってゆくことから始まる。鑑定の後、修復可能な靴はJ.M. ウエストンのブティックで使える商品券と引き換えられ、修復が難しいと判断された靴については、持ち主が保存しておきたいというのならお手入れのサービスがある。

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パリでウエストン・ヴィンテージを扱うのは55, avenue des Champs-Élysées 75008と243, rue Saint-Honoré 75001のJ.M. ウエストンのブティック。

引き取られた靴はリモージュの工房でサヴォワールフェールを駆使する職人によって、第二の人生を送れる一足に変身! ウエストン・ヴィンテージの靴は、今年1月14日からパリのふたつのブティックと東京・青山のブティックで販売されている。価格はたとえばローファーで330ユーロというように、新品の約半額とか。19世紀末の創業以来、時代を問わないデザインと優れた技術による靴を世に送り出し続けているJ.M. ウエストンならではのサステイナブル・ プロジェクト。ボーイフレンドに教えてあげよう。

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製造の地リモージュへ戻る前の、少々くたびれた一足が……。

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新しいソール、そして輝きを取り戻したアッパーで、新たな持ち主を待つウエストン・ヴィンテージ。インナーソールにはリモージュで修復された旨が記されている。

J.M. Weston
www.jmweston.com

 

réalisation : MARIKO OMURA

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