フランスで庭はじめました【2020 Août】 犬猫と過ごす、フランスのキャンプ場。

Paris 2020.08.19

吉田パンダ

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こんにちは、吉田パンダです。前回に引き続き、海辺のキャンプ場からお伝えします。前回はエコグリルでお気に入りのテーブルを焦がしてしまうまで、の話でした。ぐぐぐ、、←思い出してくやしい。

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まあそんなことも、自然の美しさの前には小さなことさ、ぐぐぐ、、←もういいから。

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「どうでもいいにゃ」

我が家の愉快な仲間たちも、もちろん一緒です。

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「ところで、ここはどこでしか?」

最近耳の毛もなくなって、なぜかぴーんと立ってしまう黒うさぎ犬16歳、あづきも健在です。

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車内にて。こうして見るとあづきが「いやー」と猫を避けているように見えますが、老化のせいで自然に身体が回転しちゃうだけで2匹はケンカもせず、意外と仲良くやってます。

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さて、ほかのキャンパーを見にいきましょう。

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80年代ヴィンテージ、折り畳めるキャラバンと犬連れキャンプを楽しむのは、フランス人カップル。もうキャンプ歴40年と言っていました。

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こちらは車の上にポップアップテント。

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そして、海を望む一等地にタープで快適な居住空間を作っているのは、オランダから来たおふたり。この場所が気に入って10年間欠かさず、毎年夏に2週間通っているそうです。木製の椅子は近くに住む友人宅に預けっぱなしで、自分たちが来た時だけ引き取って使っています。友人宅、倉庫か!

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「折り畳みの簡易椅子で食事なんてイヤよ」とマダムのサスキアさん。オランダにももちろんキャンプ場はありますが、「風景も文化もすべてがそこにある」ことと、何者でもない自分になりたいからと、旅行先にフランスを選んでいます。旅に出てきてまで、オランダ人と会いたくないよと笑っていました。気持ちはわかります。また、フランス中を廻ったがこんなに眺めのいいキャンプ場はないよとおふたり。

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そう、キャンピングカーを買ってからわかったことですが、フランスはキャンプ大国ではありません。「キャンプできないところ」が厳しく決められているのは各国同様としても、キャンプ場が「心癒やされる景色を眺めながらのんびりする」ような場所ではなく、ほとんどは緑の茂みで人工的に囲われたただの芝生の区画であり、キャンプギアに凝ってスタイルを楽しむというよりも「子ども連れが安く泊まれる」というコンセプトを満たす場所なんです。

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オランダ人のおふたりと、フランスのキャンプ場のダメなところで盛り上がってしまいました。フランスでいちばん眺めのいい(吉田パンダ調べ)キャンプ場はこちらから。いまは自然あふれるキャンプを求めて、北欧に行ってみたいと計画中です。ちなみに自分がいる場所からフィンランドまでは約3000km。このヴィンテージカーで果たしてたどり着けるのでしょうか。来年にでも挑戦してみたいっす←無謀。キャンプブログになりそうな田舎生活、次回の更新もどうぞお楽しみに。

吉田パンダの「フランスで庭はじめました」記事一覧へ

photos et texte : PANDA YOSHIDA

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida

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