フラゴナールの新作。ルーマニアの手仕事が旅心を誘う。
Paris 2021.03.20
フラゴナールが提案する春夏コレクションは、ルーマニアがインスピレーション源。カラフルでどこか素朴なモチーフがとにかくチャーミングで、テーブルセッティングや春の模様替えがよけい楽しくなる。
モチーフ、色の異なる4枚のお皿(Φ27cm)のセットは40ユーロ。
左:メタルにプリントを施した花器。24ユーロ(18×10cm) 右:プレート(23×32cm)35ユーロ
左:クッション(45×45cm)30ユーロ 右:ピローケース(65x65cm) は、女性の顔と男性の顔の2枚セットで45ユーロ。長方形(50×70cm)もある。
このコレクションと並行して、フラゴナールはルーマニアのサヴォワールフェールが生きた職人たちの仕事からセレクションしたアイテムも4月から販売する。
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Geta & Emma Istvanffy の人型花器
花器 各40ユーロ
ルーマニア北部にアトリエを構えるGezaとEmmaは花や葉といった自然にインスピレーションを求めた陶器のほかに、ルーマニアの伝統的な装飾品も制作している。フラゴナールのために、ふたりは人の形をした花器を作り上げた。
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Marinel Györfiの手描き皿
左:15ユーロ(Φ18cm) 右:45ユーロ(Φ37cm)
トランシルヴァニア地方のSanchiez村でコバルトを用いて秘伝の方法で焼くブルーのお皿。この村で生まれ育った25歳のMarinelだけが、いまやこの技術の継承者だ。
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Maria Zapca が掘り出した手織り壁掛け
2016年ユネスコの無形文化遺産に登録されたルーマニアの壁掛け織物の技術は、女性から女性へと継承される。子どもの頃に母親から技術を学んだマリアは、フラゴナールのために古いルーマニアの伝統的な壁掛けを選び出した。各450ユーロ
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Mark Tudoseの手彫りスプーン
スプーン 各30ユーロ(30cm)
ルーマニアの伝統と祖父の仕事にインスパイアされて、動物の細かいディテールを彫り込んだ木製スプーンを作るMark。地元では“スプーン・マン”として知られている。
réalisation : MARIKO OMURA