クレージュがマレに小さなブティックを新コンセプトで開店。
Paris 2021.06.05
クレージュの新しいアーティスティックディレクターに迎えられたのは、ベルギーのラ・カンブル校でモードを学び、そしてバレンシアガ、ルイ・ヴィトンといったメゾンを経由したニコラス・デ・フェリーチェだ。3月3日に発表された彼による初のコレクション2021-22秋冬コレクションは、1960年代のアーカイブにおおいにインスピレーションを得たコレクション。キーワードは、“I can feel your heartbeat”だ。メゾンのヘリテージがいまの時代に生かされたミニマルなコレクションで、その時代を知るモードファンは懐かしさを感じ、その時代を知らないミレニアル世代はその新しさにファンになって……。
ニコラス・デ・フェリーチェによるクレージュの初コレクションより。パリ郊外のクラブLa Station - Gare des Minesにて無観客で開催された。
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このコレクションが店頭に並ぶまではもう少し待たなければならないが、その前に、フランソワ・プルミエ通りの旗艦店が昨年9月に改装された。手がけたのは建築家のベルナール・デュボワである。その旗艦店と同じコンセプトで、5月にはマレに2号店がオープンした。サイズは小さいが天井は高く、白でまとめられた明るい空間。このブティックで、ニコラスによる初コレクションで発表されたジュエリーの一部が先行販売されるそうだ。
クロムフレームの鏡、床から天井までの白い棚などフランソワ・プルミエ通りの旗艦店と共通している。
マレ店で先行販売されるジュエリー。
réalisation : MARIKO OMURA
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