パレ・ロワイヤルのカフェでクレープって、なんだかうれしい。
Paris 2021.10.02
パリの中心に位置するパレ・ロワイヤル。市民の憩いの場所であり、また人気の観光名所である。ルイ14世がルーヴル宮殿から5歳の時に移り住んだことから、ここが王宮(パレ・ロワイヤル)と呼ばれるようになり、その庭園の美しさはいまも昔も変わっていないに違いない。かつては王侯貴族が占めていた庭園を取り囲む建物の地上階に、いまはブティックやレストランが多数。この夏、歴史あるパレ・ロワイヤルに明るいエネルギーをもたらすようにカフェ「Bonjour Palais Royal(ボンジュール・パレ・ロワイヤル)」がオープンした。小さいスペースながら、庭に面したテラス席もある。
左: パレ・ロワイヤルというより11区やマレ地区のカフェのように、カジュアル感あふれるボンジュール。 右: テラス席で庭園も満喫できる。photos:(左)©️Sissyinparis (右)©️shamsdeann
ここはセザール、ラファエル、オエルの3人組が始めたカラフルで食いしん坊なカフェ。珍しいことに、カフェなのにクレープが食べられるのだ。クレープといったらブルターニュだ。聞けばオエルはブルターニュ地方の出身ということで納得。甘いクレープだけでなく料理クレープもあるので、半端な時間にお腹が空いた時などに最適なアドレスでは? クレープはヴィーガンで、グルテンフリーも。 さて、クレープのおともは? もちろんシードルだ。
右: 塩キャラメルバターやジャムなど、甘いクレープは7種(5〜8ユーロ)。 右: そば粉のガレットは5種(9〜12ユーロ)。もちろんハム×チーズ×卵といったクラシックも。©️Sissyinparis
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カフェであるゆえ、当然ながらカフェもおいしい。パリ18区でカフェが併設された焙煎所で有名なLomからのセレクションで味わい豊かだ。アイス・マッチャもパリっ子たちを喜ばせている。ホームメイドのクッキーはボリュームたっぷり。それにしても、パレ・ロワイヤルで抹茶にクレープとは! ルイ14世が知ったらさぞ驚くことだろう。
左: カフェラテ、エスプレッソ、ティー……これからの季節はホットドリンクで。 右: クッキーはチョコレート×ノワゼット(写真)も抹茶×ホワイトチョコレートも各3.5ユーロ。photos:(左)©️Sissyinparis、(右)Mariko Omura
左: 手前から、アイス・マッチャ・ラテ、ドラゴン・フルーツ・ラテ、ブルー・バタフライ・ラテ。 右: 狭いけれど店内でイートインもできる。 photos:(左)©️Sissyinparis、(右)©️shamsdeann
30, galerie Montpensier
75001 Paris
営)10:00~19:00
休)月、火
Instagram: @bonjour_palais_royal
editing: Mariko Omura