パリ18区が動いている! モンマルトル、中庭も魅力のオテル・ムッシュ・アリスティッド。

Paris 2021.11.05

10月にオープンした「Hôtel Monsieur Aristide(オテル・ムッシュ・アリスティッド)」は、4つのスイートを含め全25室というこぢんまりとした4ツ星ホテル。観光客やパリジェンヌに人気のアベス通りの脇道にあって控えめな存在なのだけれど、その中は魅力の宝庫というモンマルトルには珍しいブティックホテルである。1階のバー、レストランは宿泊者以外にも開かれているので、ぜひアドレスをメモしておいて!  

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ホテル&レストラン・バーのオテル・ムッシュ・アリスティッド。photo:Benoit Linero

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左: 時代を遡る旅をしているかのような懐かしさあふれるレセプション。 右: 地上階。バーカウンターの先にレストラン、テラスと続く。photos:Benoit Linero

ホテルはアリスティッド・ブリュアン通りから名前をもらい、その人物からインスピレーションを得た造りだ。地元モンマルトルを舞台に活躍した大衆歌手であり、キャバレーのオーナーでもあったアリスティッドは、自分の周囲に大勢を集めていた人気者。その陽気さ、音楽がホテルにとって大切な要素となり、1階のレセプションホールにはジュークボックスが配置され、またホテル内にあちこちに楽器や楽譜といった音楽に関わる品を見いだすことができる。

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エントランスの左手にカクテル自慢のバーと季節の素材を料理するレストランがあり、その奥にはテラスが続く。そこから下を見下ろすと、目に飛び込んでくるのはとても愛らしい庭だ。地上階には、21㎡と25㎡のジュニアスイート、そして36㎡のアパルトマン式客室がその中庭を取り囲んでいる。朝、目覚めたら中庭で朝食! そんな夢を簡単に叶えられるのが地上階の滞在だ。また中庭を見下ろす2階のふたつの部屋(各14㎡)には、それぞれ部屋より広いテラスが。最上階、斜め屋根のペントハウス風客室も捨てがたい。こちらもテラス付きなので、パリの夜空の下でのディナーというのもロマンティックでは?

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左: レストランのテラス席。 右: その下の中庭に面した005号室。photos:Benoit linero

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左: 目の前に庭が広がる地上階のジュニア・スイート・ジャルダン005。 右: 花咲く庭で朝食を。photos:(左)Benoit Linero、(右)@cdse

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室内建築家Marion Collard(マリオン・コラール)がこうした特徴のある部屋を含め、ホテルの全客室に作り上げたのは、旅行者が自宅にいるような錯覚に陥る落ち着いた寛ぎ感だ。古い家具やオブジェ、目に優しい色の布、壁を課さず淡い色の水彩画に昔の写真……。マリオンはホリスティック面への配慮を持ってホテルを仕上げたという。たとえば、客室のクローゼットの扉が空気を通すような造りというのがひとつの例だ。ボボ地区として10区が若者たちを集めた後、いま新しいスポットが次々と生まれて活気づいているのがアベス通りに限らず、サクレクール寺院の麓の18区。オテル・ムッシュ・アリスティッドは右岸派にとって見逃せないホテルの誕生だ。

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タイプ、装飾は各部屋異なるけれど、室内に流れる穏やかな空気は25室に共通だ。

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地上階の客室も最上階の客室もそれぞれに魅力をたたえている。スイート・デュプレックス403号室ではこんな感じの滞在ができる。

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室内建築家のマリオン・コラール(左)。理想のパンサーモチーフを求め、カーペットもオリジナルだ。彼女のディテールへのこだわりがホテル内に息づいている。photos:Benoit Linero 

Hôtel Monsieur Aristide
3, rue Aristide Bruant
75018 paris
https://leshotelsmonsieur.com/Hotel-Monsieur-Aristide-Paris

editing: Mariko Omura

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