ノエルが待ち遠しい。2021年はどんなスイーツが食卓に?

Paris 2021.12.06

世界中、いくつになっても誰もが待ち焦がれるクリスマス。クリエイティビティをフル活動して、今年もパリのパティシエたちはおいしく魅惑的なクリスマスのお菓子を用意した。それらと合わせて、早くも来年のガレット・デ・ロワを発表したパティシエも少なくないけれど、鬼に笑われないように、その紹介は来年までお預けにすることにしよう。

Hugo & Victor(ユーゴ&ヴィクトール)

ユーゴ&ヴィクトールのユーゴ・プジェは動物性由来の成分を一切含まないビュッシュを作り上げた。ナッツとドライフルーツが決め手の、ヴェジタル・ビュッシュ・マンディアンだ。ピエモンテのノワゼットのビスキュイ、クリーム、ムースにはジンジャーの香りがプラスされている。いまの時代のノエルに、とても喜ばれそう。

気になるのは、これだけではない。シャンパンのバロン・ド・ロスチャイルドのブラン・ド・ブランと合わせていただくためのプレスティージュなアントルメも彼はクリエイト。ゆずのクランブル、レモン「Konatsu」のコンフィとクリーム、アーモンド味のパン・ドゥ・ジェーヌ・ビスキュイ、セージを煎じたババロアを組み合わせた、軽くて繊細そのもののアントルメだ。味わう前に、まずそのきれいなグリーンの輝きに目を奪われる。

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左: ヴェジタル・ビュッシュ。2〜3名用19ユーロ〜、6名用59ユーロ〜 右: バロン・ド・ロスチャイルドのブラン・ド・ブランにぴったり合うアントルメ。6~8名65ユーロ~。12/1~31限定販売。

Hugo & Victor
40, boulevard Raspail
75009 Paris
営)10:00~19:00(日~木) 10:00~20:00(金) 9:30~20:00(土)
無休
www.hugovictor.com

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Sébastien Gaudard(セバスチャン・ゴダール)

家族が集まって祝うクリスマス。新型コロナ感染症防止策下で去年のクリスマスは例年どおりとならなかったファミリーも多い。今年は全員が集まって一緒に!!と大勢が願っている。“クリスマスのスイーツを一緒に作って、分け合って” というのが、セバスチャン・ゴダールの今年の提案だ。彼が今年用意したのは、必要な材料をすべて揃えて、あとは作るだけという6〜7名用のキット「Presque tout pour(プレスク・トゥー・プール)」である。パン・デピスの家、フォレ・ノワールのビュッシュ、そして3種のパティスリー(タルト・オ・シトロン、フォレ・ノワール、モンブラン)とチョイスも豊富だ。

クラシックなビュッシュ・ド・ノエル、チュイルリー公園に面したサロン・ド・テにオマージュを捧げるアドベントカレンダーなど、ほかにもクリスマスをめぐるスイーツはいろいろあるのでホームページをチェックしてみよう。

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左: “プレスク・トゥー・プール”のフォレ・ノワール 27ユーロ 右: タルト・オ・シトロン 19ユーロ photos:Colombe Clier

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左: ビュッシュ・シニアチュール・マロン・ポワール。6〜7名用 45ユーロ 右: キャラメル、パン・デピス、プラリネなどが24の窓の中に。アドベントカレンダー 49ユーロ photos:Colombe Clier

Sébastien Gaudard
27, rue des Martyrs
75009 Paris
営)10:00〜20:00(月、火) 11:00〜20:00(水〜金) 9:00〜20:00(土) 9:00〜19:00(日)
無休
www.sebastiengaudard.com

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La Grande Épicerie de Paris(ラ・グランド・エピスリィ・ドゥ・パリ)

デパートのル・ボン・マルシェでは食料品館のラ・グランド・エピスリィ・ドゥ・パリだけでなく、今年はデパート中が甘いノエルだ。創業者アリスティッド・ブシコーから名前をもらったクリスマスのクッキーでおなじみのジンジャー・ブレッド・マン “アリスティッド” がキャラクター的に、館内いたるところで買い物客を陽気に出迎えている。クリスマスのスイーツの主役でもあるので、山小屋のフォルムのクリスマスケーキでもその扉の前にもアリスティッド君が。彼はセーヴル通りに面したウィンドウの中でも活躍し、子どもたちを喜ばせている。

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左: 2階のクリスマス・ポップアップの近くにもジンジャー・ブレッド・マンが。ママたちが子どもたちを横に並ばせて撮影する光景が見られる。 右: ジンジャー・ブレッドは缶入りで販売。photo:(左)Mariko Omura

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左: キャラメルとパッションのガトー・ド・ノエル。 右: チョコレート、バニラ、キャラメルのガトー・ド・ノエル。

La Grande Epicerie de Paris
38, rue de Sèvres
75007 Paris
営)8:30〜21:00(月〜土) 10:00〜20:00(日)
無休
www.lagrandeepicerie.com

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Benoît Castel(ブノワ・カステル)

パティシエ・ブーランジェとして20区で気を吐き続けているブノワ・カステルはマタリ・クラッセとコラボレーション。ポップなトーテム・ビュッシュを発表した。村の中心部に立ち、ファミリーをその周囲に集めるというトーテムに、クリスマスのイメージが重なるビュッシュだ。アーモンド、オレンジの花、ハニーキャラメルの味わいで、鮮やかな黄色や赤は自然染料を使用。

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ビュッシュ・トーテムは50ユーロ。 

Benoit Castel
150, rue de Ménilmontant
75020 Paris
営)7:30〜20:00(水〜金) 8:00〜20:00(土) 8:00〜18:00(日)
休)月、火
www.benoitcastel.com

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Angelina(アンジェリーナ)

サパンの森に雪が降り積み……おとぎの国の世界に迷い込んだみたいな、魔法の森が待つアンジェリーナのノエル。メレンゲを包み込むクリーム状のマロンとピスタチオがつくり上げる美しくおいしい森には、ホオズキの黄色が輝きと酸味をプラスする。このビュッシュ「フォレ・モン・ブラン」だけでなく、アンジェリーナのモンブランのファンにはシンプルなモンブランのビュッシュもうれしいだろう。これ以上ないほどシンボリックなビュッシュでは?

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フォレ・モンブランはリミテッドエディション。8〜10名用 89ユーロ

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タルト・モンブラン・ピスタチオ。1個7.90ユーロ(テイクアウト)、10.20ユーロ(イートイン)。

Angelina
226, rue de Rivoli
75001 Paris
営)9:00〜19:00
無休
www.angelina-paris.fr

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Dalloyau(ダロワイヨ)

お祭りでキャンディをペロペロ……そんな子ども時代に引き戻されるのがダロワイヨのビュッシュ・ド・ノエルだ。バニラのムース、洋ナシのコンポート、ピーカンナッツのビスキュイ、キャラメルが構成するのが上のキャンディ部分。バーの部分はピーカンナッツのプラリネのビスキュイだ。シェフ・パティシエのジェレミー・デル・ヴァルが多いに遊び心を発揮してクリエイトした。

アドベントカレンダーはストリートアーティストのBishop Parisによる陽気なキャラクターたちが賑やかにノエルを祝っている。チョコレート、キャンディ、サブレ、マンディアン……毎日カレンダーの窓を開くのが楽しみ!

秋にダロワイヨはサン=ラザール駅舎内にレストレランを開いた。こんな場所が駅にあったとは!と驚かせる、ふたつの建物を繋げる通路を活用したユニークなレストランだ。ここではシェフのジュスティーヌ・ピルゾがクリスマスメニューに腕をふるう。

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左: シェフ・パティシエのジェレミー・デル・ヴァルがクリエイトしたビュッシュ。 右: アドベントカレンダー 39ユーロ

Dalloyau
Gare Saint-Lazare passerelle Eugénie
13, rue d’Amsterdam
2eme étage
75008 Paris
営)7:00〜23:00
無休
www.dalloyau.fr

editing: Mariko Omura

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