モードにも遊べる、ジル&ボワシエのインテリア・ジュエリー。

Paris 2022.02.12

そう頻繁には変えられない家具。その家具の表情を簡単に変えることができる、インテリア・ジュエリーを室内装飾家のデュオである「Gilles & Boissier(ジル&ボワシエ)」がデザインした。モンテーニュ通りに面した建物の2階にある彼らのアパルトマンブティックで販売されている。アパルトマンといっても彼らが暮らしているのではなく、リビングルームやオフィスといった住居風の造りの中で家具を配置している場所ゆえで、ここは予約も不要。誰でも気軽に買い物ができるスペースだ。

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「Joséphine(ジョゼフィーヌ)」。裏に真鍮のピンがついているので、布や革に自由に留められる。直径14cm、長さ24.5cm。780ユーロ。黒もある。

新しいジャンルともいえるインテリア・ジュエリー。1930年代にインスパイアされた花はクッションやソファ、カーテンを飾ったかと思えば、セーターの胸元にも似合う。スパンコールあるいはビーズがインドのサヴォワールフェールで美しく手刺繍され、裏はシルク地でとてもフラットなデザインである。ファッションブティックでは見かけられないユニークでサイズの大きなアクセサリー、その発想がなかなかおもしろい。なおブティックでは同じサヴォワールフェールを生かしたiPhone用のベッドサイドポシェットやインドのブロックプリントをシェードに生かしたランプなども販売している。

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左: 「Adèle(アデル)」直径14cm、420ユーロ。 中: 「Léopoldine(レオポルディーヌ)」直径17cm、420ユーロ。 右: 「Madeleine(マドレーヌ)」直径17cm、690ユーロ。

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左: 「Josépha(ジョファ)」は直径14cm、長さ23.5cm。525ユーロ。 右:パトリック・ジルとドロテ・ボワシエ。個人邸宅、パリのレストランの衣川、ニュヨークのバカラ・ホテルやリッツカールトンなどを手がけている。photo:Gilles Bensimon

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左: 彼らのオリジナルの文具やシダーウッドの香りのキャンドルなども扱うブティックスペース。 右: ビーズ刺繍の小さなインテリア・ジュエリーは複数色をミックスして使いたくなる。photos:Mariko Omura

Gilles & Boissier - appartement boutique
2, avenue Montaigne
75008 Paris
営)10時~19時
休)土日

 

editing: Mariko Omura

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