鬱気分の時、コダマが自然療法士と生み出したCBDティーを。
Paris 2022.03.26
パリで10年くらい前、雨後のタケノコ状態に生まれたものとしてサンドイッチのパニーニ屋があげられる。その後、それと同じくらいの勢いで、“あ、ここにもできている!”というブームはなかったのだが……いま、市内に増えているものとして挙げられるのはPOKEとCBDかもしれない。前者はハワイ発のポケボール、後者は麻などの植物に含まれる天然成分のカンナビジオールの略……どちらも日本でもおなじみだろう。CBDはクオリティーが大きく作用するものなので、市内の不確かなショップは避け、「Huages」のCBD入り抹茶や「Holidermie」のCBD入りチョコレートなどで試してみるのがいいだろう。
コダマの「Remède à la Mélancolie」。パッケージはリサイクル可能なソフトな素材で、携帯もしやすい。40g 14ユーロ
CBDものの最新のおすすめは、2015年に創業した「Kodama(コダマ)」のCBD配合のハーブティーだ。その名は「Remède à la Mélancolie」。メランコリーな気分の時に飲みましょう、というお茶だ。これはパリ2区にブティック&ティー・バーを構え、“煎術師”を名乗るコダマがボルドーの自然療法士アンヌ=ソフィー・パスケとのコラボレーションで開発したウェルビーイング・ハーブティーのコレクション“Les Grands Remèdes(偉大なる療法)”の第1弾の商品である。心身ともにリラックスさせるCBDをメインに、不安を解消するカモミール、ストレスを軽減するヴェルヴェーヌ、イライラに効果のあるセイヨウカノコソウ、そして消化を助けるレモンバームという成分。そこに麻の抽出が油分を必要とするためにソルトバター・キャラメル片がプラスされている。お茶をおいしく味わいながら、ストレスや日常のちょっとしたイライラにさようなら! なんともうれしいハーブティーなのだ。今後、この偉大なる魔法のコレクションにどんなハーブティーが加わるか。楽しみになる第1弾だ。
editing: Mariko Omura