食べて踊って。ビストロ・スークのラ・カスバが熱い!

Paris 2022.04.02

90年代にパリで大人気だった「La Casbah(ラ・カスバ)」。城壁を意味する店名にふさわしい頑丈な扉の裏にはパリの夜遊び族が集うナイトクラブが隠されていて、プリンスがお忍びで……などというのはいまや昔。オーナーが変わり、食べて、飲んで、踊って、歌って……というお祭り気分が漂うレストラン・バー・ダンシングとして新生した。

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最寄り地下鉄駅はフェデルブ・シャリニィ。そこから魔法の絨毯にでも乗ったのか、店内は一歩入るとまるでモロッコだ。photos:Thibauld Larrieu-Gibier

レストランスペースは2名席、4名席もあるが、大テーブルが中央を占め、仲間たちのはしゃいだディナーが醸し出す陽気な雰囲気が店内を満たすという作りである。料理はパリにおけるモロッコ料理のシェフとして知られるアブデル・アラウイがマグレブ料理を現代的にアレンジ。分かりやすい例をあげれば、オリエンタル風ケフタの揚げ餃子をデーツを使ったケチャップで、というように。水曜日はクスクス・ディナーが待っている。前菜とデザートがセットでクスクスが食べ放題(1名39ユーロ)。この晩は大きな容器を肩にかついだ若者が、テーブルを回って空いたお皿にスムールを盛ってゆく。木曜、金曜、土曜は「Bistrosouk(ビストロスーク)」といって、タパスのようにシェアして味わう料理のディナーだ。

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左: シェフのアブデル・アラウイ(左)とラ・カスバのキッチンを預かるシェフのオーレリアン・ゴーダン。 右: 水曜はクスクス・パーティ! ベジタリアンか複数種の肉のロイヤルの2種からチョイス。photos:Thibauld Larrieu-Gibier

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木〜土曜のディナーはビストロスーク。photos:Thibauld Larrieu-Gibier

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左: 壁の仕切りに使われているムーシャラビを含め、インテリアの多くの要素はモロッコから。 中: オリジナルカクテルもおすすめ。ワインはナチュラルワインを揃えている。 右: モロッコ料理に欠かせないデザート。photos:Thibauld Larrieu-Gibier

さて、夜が更けるにつれ徐々に店内の空気がなんとなく熱くなっていく。というのも、食事客は地下のダンスフロアに誰でも降りてゆけて、音楽とダンスの時間が過ごせるからだ。パリ市内に夜の遊び場を仕掛けているトリオが新しいオーナーである。そのDNAは失われることなく、ラ・カスバはラ・カスバなのである。

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左: 食後は地下のダンシングへ。 右: bonjour/bonsoirというグループ名で、夜遊び族のための場所をパリに次々と仕掛けるトリオのAurélien Antonini、Benoît Chaldoreille、Aurélien Delaeter。photo:(左)Thibauld Larrieu-Gibier

La Casbah
18-20, rue de la Forge Royale
75011 Paris
営)レストラン:19:00〜24:30 ダンシング:22:00〜5:00
休)日、月、火
https://lacasbah.paris

editing: Mariko Omura

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