格子のクロスにビストロチェア、パリ・セーズでいただきます!

Paris 2022.04.30

フランスと日本の間の行き来が簡単ではなかった期間、パリには新しいホテルやレストランが多数オープンしている。人気の室内建築家たちが腕を振るった空間で、20代の若いシェフたちがクリエイティブな料理。これが最近の傾向だ。もっとも、久しぶりに訪れるパリでは胃袋までパリを満喫したい、と思わないではないのでは?

16区のベル・フォイユ通りに1950年代からのインテリアを守り、時間が止まったような内装のレストラン「Paris 16(パリ・セーズ)」がある。店内、いかにもパリのビストロ!というモザイクの床、テーブルには赤と白の格子のクロスがかかり、椅子も古いビストロチェアだ。かつてはイタリア料理のトラットリアだったそうで、その当時からの常連たちはシェフが変わっても通い続けているという。フロアマネージャーのフレッドもこの店で25年というキャリアの持ち主で、そうした常連たちを陽気に出迎え、また常連ではない客も以前からのなじみのようにフレンドリーに迎え入れる。16区のレストランにありがちな気取った感じがないせいもあるのだろう。パリ・セーズの前を通りかかった観光客も気軽に入ってくる。

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スポーツをテーマにしたアールデコ調のペインテッドミラーが目を引く店内。photos:(左) Mariko Omura、(右)The Travel Buds Studio

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左:パテやフォアグラ……赤ワインが前菜から進みそう。 右:ワインのセレクションはフレッドにお任せを。photos:(左)The Travel Buds Studio、(右)Mariko Omura

“パリ料理”とうたうメニューは、季節の素材を用いた料理と定番料理で構成されている。それに黒板に書かれたその日の料理が加わるのだが、前菜からデザートまでインテリア同様にいかにもパリのビストロなのだ。前菜はエスカルゴ、ウフ・マヨネーズ、本日のテリーヌ……。メインはペッパーステーキ、タルタルステーキ、モリーユ茸添えリドヴォー……といった肉料理が並び、魚料理は漁次第の日替わりなので黒板にてチェックを。ある日は、タラの白ワイン・バターソースかポワロー煮を添えた軽く火を通した帆立貝だった。イル・フロタント、クレームキャラメル、フォンダンショコラとデザートもクラシック。誰もの記憶に残るパリの味が待つ店だ。

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左:季節の味、ホワイトアスパラガス。ミモザソースかソースオランデーズをチョイスする(19ユーロ)。 中:トリュフ味のブリオッシュパンのクロックムッシュ(15ユーロ)は定番。前菜にしてはなかなかのボリュームだ。 右:ポーチドエッグ、ベーコンのタンポポサラダ(10ユーロ)

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左:寒い季節には熱々のオニオングラタンスープを。 右:モリーユ茸ソースのリドヴォー(30ユーロ)。photos:The Travel Buds Studio

Le Paris 16
18, rue des Belles Feuilles
75116  Paris
tel:01 47 04 56 33
営)12:00~14:00、19:30~22:30
www.paris16-restaurant.com

editing: Mariko Omura

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