トゥルードンの新しい香り、モルテル・ノワールはパリだけの逸楽。
Paris 2023.01.25
モルテル・ノワールのお披露目は、パリの中心部にこんな場所があるとは!と驚かされるネオ・ゴシック調にまとめられた個人宅で行われた。photo:Mariko Omura
「Trudon1643(トゥルードン)」の新しいオー・ド・パルファムは「Mortel Noir(モルテル・ノワール)」。メゾンの7つの香りの中のベストセラーである「Morterl(モルテル)」の、より個性的なバージョンとしてクリエイトされたた。マダガスカル産のブラックペッパーがソマリアのインセンス、ミルラ、ベンゾインとの調合によって、エロティックな温かさを感じさせる香りである。さらにモルテルの香り同様にガムロックローズの効果で動物的なタッチも加わって……この深みにどっぷりと酔いしれてみては?と誘いかけてくるよう。
ボトルも香りにあわせてマットな黒い装いである。そのボトルを納める黒のパッケージの上でゆらめくようにゴールドに輝いているのは、アーティストのバスティアン・クーロンが描いた調香師ヤン・ヴァニエが深淵に飲み込まれる姿だ。どこまでもミステリアスな存在のモルテル・ノワール。この黒い闇に包まれるような香りは限定販売で個数が限られるため、パリにて購入を。
左: 2月1日に限定販売されるモルテル・ノワール。220ユーロ 右: 調香師ヤン・ヴァニエ。2016年に発表されたトゥルードンのベストセラー、モルテルも彼の仕事である。
editing: Mariko Omura
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