注目のデザイナーが作る、可愛いジュエリーたち セレクトショップバイヤーが注目する、若きジュエリー作家。
Paris 2023.02.01
おしゃれなパリジェンヌの必須アイテムといえばジュエリー。特に、パリ在住の女性クリエイターがデザインする独創的なジュエリーに、いま注目が集まっている。
Zoé Mohm|ゾエ・モー
フランス人の父とカンボジア人の母を持つ25歳のデザイナー、ゾエ・モー。工芸技術を生かした自身のブランドを2020年にスタート。
幼少期に母の故郷であるカンボジアを訪れ、手工芸品に魅せられたゾエ。ブリュッセルのラ・カンブル美術学校で織物や刺繍などの工芸技術を習得し、パリの自宅兼アトリエでオーダーメイドの一点ものを丹念に作っている。「テキスタイルだけでなく木彫や漆工など、垣根を取り払ってさまざまな技術をメタルで表現するのが私のジュエリー。この世でひとつの逸品が、着用者の人生の一部になることが私の喜び」
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金細工の技法を取り入れて試行を重ねたチェーン類。
石や動物といった自然から着想を得て有機的なフォルムを生み出す。
着用したピアスは120ユーロ。「ひとつひとつが異なる個性と物語を持っていて、ふたつとして似たピースは生まれないわ」
外出先でも描けるようデザイン画は小さなメモ帳に。
熟練した職人の作業場といった佇まい。
*「フィガロジャポン」2023年2月号より抜粋
●1ユーロ=143円(2022年12月現在)
photography: Goldie Williams text: Elie Inoue
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