買い物もカフェも......たくさんの"新"が待つプランタン・デパートへ。
Paris 2023.05.11
まずはポール・スミスのカフェで一服!?
メンズ館地上階の「カフェ・ヴェール・バイ・ポール・スミス」。営業時間は8時30分(土曜10時、日曜11時)から20時まで。photos:Romain Ricard
ポール・スミスのカラフルで陽気な世界が広がる。グッズの販売も行っている。photos:(左)Romain Ricard、(右)Mariko Omura
サン・ラザール駅とマドレーヌ寺院を結ぶ通りに面し、メンズ館地上階にある「Café Vert」が、8月末まで「Café Vert by Paul Smith」に変身して期間限定で営業中だ。50~70年代調のポップなヴィンテージ家具やオリジナルの食器で、朝から20時までリラックスした時間が過ごせる。メニューにもポール・スミスらしく英国タッチがプラスされていて、ランチタイム(12時〜17時)にはフィッシュ&チップス、スコーン・サラダ……。朝食メニュー(9時30分~11時30分)の“ポールのお気に入り”は、シンプルにトーストとマーマレードだったり……。ティータイム(15時~18時30分)セットも用意されているのでショッピング前だけでなく、途中で、あるいは1日の甘い締めくくりにも!
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カラフルな売り場に誘われてショッピング!
2021年に新しい社長を迎えて以来、新コンセプトのコーナーが館内いたるところにオープンしているプランタン。地上階にはお土産やちょっとしたギフト(自分にも!)向けに、ユニークな品を集めた「Le Joli Cadeau(ル・ジョリ・カドー)」コーナーがある。5ユーロくらいからペットグッズ、本、ヘアアクセサリーなどジャンルもアイテムもさまざまだ。駆け込みのお土産探しも、ここで。
地下1階に3月にできた鮮やかな黄色が眩しい「La Box(ラ・ボックス)」はアクセサリーとバッグの売り場である。バッグはシーバイクロエ、マーク ジェイコブス、デストレ、ジェローム・ドレフュスなどで、アクセサリーはシャルロット・シェネ、ステートメント、ゴッサンス……と、とりわけパリジェンヌに人気のブランドが集められている。黄色効果か気分が高揚し、あれこれ欲しくなる危険地区かも……。
地下にいることを忘れさせる、目に鮮やかな黄色に囲まれた「La Box」。photos:Romain Ricard
では靴は?というと、同じ館の5エム・エタージュへ上がろう。先鋭クリエイターのプレタポルテ売り場の「L’Endroit(ランドロワ)」の靴売り場がある。ポップなインテリアの中、ドリス ヴァン ノッテン、コペルニ、ノダレトといったブランドが揃えられている。今年の3月、その斜め向かいに新しい靴のコンセプト・コーナー「Hors Paire(オール・ペール)」が生まれた。hors pairと書くと“比類なき”という意味で、それに靴を数えるときの単位であるpaireをかけた名称が楽しい。Aeyde、Souliers Martinez、Miista、Ganni、By Far、Naked Wolfeなど、ランドロワより買いやすいブランドの売り場だ。これからの季節、ちょっぴり個性的なサンダルなどを試してみては?
左: 「L’Endroit」。こちらはピンク。 右: 「Hors Paire」。こちらはグリーン。photos:Romain Ricard
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そのまま6エム・エタージュへ上がってみよう。カクテルドレスと小物を集めた新しいコーナーは「Nuit Blanche(ニュイ・ブランシュ)」。ジャンバティスタ・ヴァリ、ジェイソン・ウー、More Noir……特別なイベントの際に、飾り立てすぎずに輝けるプレタポルテと小物の売り場である。
ソワレよりヴァカンスの準備が今は必要!という場合は、3エム・エタージュに新しく生まれた「Le Patio(ル・パティオ)」へ。ここはシック&ボヘミアンなマルチブランドのプレタを集め、さらにヴァカンス気分のインテリア小物も売り場に配して、都会からの脱出を誘いかけるコンセプトのコーナーだ。
本館6エム・エタージュにできた「Nuit Blanche」で、特別な夜のフルコーディネートを調達! photos:Romain Ricard
「Le Patio」は本館3エム・エタージュ。photos:Romain Ricard
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バー・ペルシュで寛ぎのティー? アペリティフ?
ショッピングで興奮した足も気分も休めたい! そんな時はメンズ館7エム・エタージュに直行する。かつては全フロアだったエピスリーが、いまは縮小されたコーナーに。でも紅茶やビスケット、チョコレートといったお土産に役立つ品が調達でき、利用価値は大きい。このフロアには新店ではないけれど手頃な価格でおいしいクレープの店「MALO」もあるので、小腹が空いた時には、まずこの階まで上がってくるのがいいだろう。
さて本題。このフロアに新しく生まれた素晴らしいスペースを紹介しよう。眺めのよいテラス席もある「Bar Perché(バー・ペルシェ)」だ。自宅のリビングルームで寛ぐようにティータイム、アペリティフタイムが過ごせるリラックスしたインテリア。営業時間中、ソフトドリンク&アルコールとともにシャルキュトリーやチーズの盛り合わせ、クッキーやマフィンなども味わえる。なお向かいでは9月末まで期間限定で書店「Gibert(ジベール)」が営業中。ビジュアル本が充実し、またこの書店の特徴である中古本も20パーセントを占めているので覗いてみよう。
メンズ館7エム・エタージュにオープンしたバー・ペルシェで和みのひととき! 窓の向こうにエッフェル塔が眺められる。photos:(左)Mariko Omura、(右)Romain Ricard
なお6月25日まで開催されているプランタン・ランド期間中、カラフルでグラフィカルなセルフィースポットが用意されている。場所は館内のいたるところに。トイレの中という思いもかけないような場所だったり……。セルフィースポットで撮影した写真を@Printempsのメンション、#SelfiePrintempsのタグをつけてインスタにのせると、抽選で毎月5名に200ユーロのお買い物券がプレゼントされるというから、試してみては?
セルフィースポットは館内のあちこちを歩いて、自分の足で見つける。photos:Mariko Omura
64, boulevard Haussmann
75009 Paris
営)10:00〜20:00(月〜土) 11:00〜20:00(日)
無休
www.printemps.com
editing: Mariko Omura