ゼラニウムが加わったカリエール・フレール✕自然史博物館のキャンドル。
Paris 2023.07.22
木、花、フルーツ、ハーブの単一の香りのキャンドルでおなじみの創業1884年の「Carrière Frères(カリエール・フレール)」。昨年、5区の自然史博物館と提携して発表したアカシア、スイレン、ニガヨモギの3種の香りのパフュームキャンドルに、最近ゼラニウムが加わった。調香師セルジュ・ド・オリヴェイラはヴェルサイユ・シェーヴルルーにある137種の植物が育てられている温室の中で1日を過ごし、4種目の香りとしてペラルゴニウム・オドラティッシムムという香り高いゼラニウムを選んだ。グレープフルーツ、ルバーブ、シトロネラが軽く香る麻の花に似た面を持つゼラニウムの品種である。
この新作も博物館が所蔵する犢皮紙(とくひし)に描かれた古いデッサンのゼラニウムが容器に描かれているが、新しいのはこの4種目が生まれた際にコレクションのキャンドルがレフィラブルとなったことだ。レフィルの容器に生分解性の紙が使われているというのが、100%植物キャンドルであることを誇るカリエール・フレールらしい。
カリエール・フレール×自然史博物館のパフュームキャンドル・コレクション。新作はゼラニウム 60ユーロ。レフィル 40ユーロ。
editing: Mariko Omura
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