オテル・フロリダのレストラン、ネピタで地中海の味を。

Paris 2024.03.12

オテル・フロリダの地上階、通りに面して「Nepita(ネピタ)」のエントランスがある。独立した入り口があることからもわかるように、ここは朝食から深夜までホテルの宿泊客以外にも開かれているレストランバーだ。ランチとディナーの間はカフェバーとして利用ができ、年中無休という点でも、知っておいて損がない。シェフはアマンディーヌ・シェニョ。パリ10区の「Pouliche」、モンマルトルの「Café Lucé」、ビューティサロンCarita内の「Café Rosy et Maria」でシェフを務める彼女は、"ネピタ"という地中海地方のミント風味の香草を店名にしたこの店でも彼女らしいシンプルで味わい深い料理を提案している。

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左: 通りに面したネピタ専用のエントランス。 右: 柑橘類"仏の手"を持つ、シェフのアマンディーヌ・シェニョ。photos: Photographedudimanche

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朝食はビュッフェ(26ユーロ)かアラカルトで。ランチタイムは12時〜14時、ディナーは19時30分〜22時。その間はバー、カフェとして活用できる。日曜は11時30分からブランチ。photo: Photographedudimanche

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オープンして間もないけれど、これまで界隈になかったシック&カジュアルな雰囲気でおいしい食事ができるとあって早くも人気店だ。メニューを開くと、シェアプレートから始まっている。パルメザンサブレ、ブラックプラムのソースで食べるソッカ、レモン風味ブレットを詰めたラビオリ風のバルバジュアン(揚げパイ)......など6種。12時~14時のランチタイムは前菜+メインまたはメイン+デザートで36ユーロ、前菜+メイン+デザートは45ユーロだ。またランチおよびディナーのお任せは70ユーロ。これは食卓を囲む全員でのオーダーで。ネピタではメインの添え野菜(各8ユーロ)も魅力的で、ホームメイドのフライドポテト、野菜の若芽のサラダ、ロマラン風味の野菜煮込み、ライスグラタンの4種がある。前菜とメインの2皿を取るのは少し重すぎる、というお腹の空き具合ならメインにこの中の1品を添えると良いボリュームだろう。なおデザートはホームメイドのシャーベットやフルーツ&すかんぽのアイスクリームなど、どれも軽めなのがいま風でうれしい。シェフは季節の素材を重視しているのでメニュー内容は変更がある。食事に行く前にインスタグラムなどでメニューをチェックして。

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左: テーブル、セッティング、カトラリーのどれも計算された美しさが感じられる。 右: 食事の始まりはホームメイドの温かいフォカッチャ。ギリシャのオリーブオイルとともに。photos: Mariko Omura

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シェアプレートより。ニースの伝統料理であるひよこ豆のソッカ。photo: Photographedudimanche

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シェアプレートより。モナコ料理のバルバジャン。photo: Photographedudimanche

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前菜もメインも、肉、魚、野菜のチョイスがある。前菜は13ユーロ〜で、写真はポークの肉団子(13ユーロ)。photo: Photographedudimanche

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メインは24ユーロ〜。写真はラングスティーヌのタリオリーニ(34ユーロ)。photo: Photographedudimanche

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左: カクテルは各15ユーロ。グラスワインは10ユーロ〜。 右: ビュッフェ朝食に出るホームメイドのマドレーヌ。ネピタではパスタも焼き菓子も全て自家製だ。photos: (左)Yann Deret、(右)photographedudimanche

Nepita/Hôtel Florida Paris
12, boulevard Malesherbes 75008 Paris
www.hotelfloridaparis.com/fr/restaurant-et-bar.html
@nepita_restaurant

editing: Mariko Omura

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