パリを食べる。マミッシュのジャンボン・ブゥールに大満足。

Paris 2024.09.13

半分に縦割りしたバゲットにバターを塗って、ハムを挟んだサンドイッチの"jambon beurre(ジャンボン・ブゥール)"は、フランス中のどこのパン屋さんでも見つけられる。チキンやスモークサーモンなどを挟んだほかのバゲットサンドウィッチに比べるとこちらは価格も手頃だ......といっても、どこの店のも"こんなものか"という程度。だから、フランス名物を!と試したものの、とりあえずお腹が満たされただけ終わってしまったという人も多いはずだ。

短いパリ滞在中、後悔の残る食事はしたくない。だからジャンボン・ブゥールもおいしいのを見つけたい!というのであれば、9区のコンドルセ通り、10区のシャトー・ドー通りに店のあるMamiche(マミッシュ)へ行こう。決して便利な場所ではないけれど、いつも行列ができているので店は見つけやすい。マミッシュの"ジャンボン・ブゥール"のバゲットは、もちろん店の裏手のアトリエで朝に焼かれたもので、ハムはPrince de Paris(プランス・ドゥ・パリ)のパリ11区のアトリエで作られる由緒正しきジャンボン・ドゥ・パリだ。そのハムがたっぷり挟まれた中にピクルスがバランス良く配され、粒コショウの塩梅もパーフェクト。シンプルで単調なサンドウィッチながら、最後までおいしくいただける。

これだけでおおいに満腹となるけれど、食後には甘いものがひと口欲しいというのであればバニラシューをつけるといいだろう。直径7~8センチのシューの中には、ふわふわのクリームがたっぷり詰まっている。行列の甲斐あり!と食後にひとりごちるかも......。

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バゲットサンドのジャンボン・ブゥール。4、5ユーロ。photography: Mariko Omura

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バニラシューは1個1、5ユーロ。photography: Mariko Omura

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コンドルセ通りのマミッシュはロディエ通りとのコーナーにある。店の左右、行列のできる方向は日によって異なる。photography: Mariko Omura

Mamiche
45, rue Condorcet
75009 Paris
営)8:00〜20:00(火〜金)、8:00〜19:00(土)
休)日、月
www.mamiche.fr
Instagram:@boulangeriemamiche

editing: Mariko Omura

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