ル・ショコラ・アラン・デュカスのクリスマス、12月は24日まで毎日が『くるみ割り人形』。

Paris 2024.11.11

9月のある日、ル・ショコラ・アラン・デュカスの今年のクリスマスコレクションが発表された。その会場に選ばれたのはオペラ・ガルニエ......なぜかというと『くるみ割り人形』が2024年度のコレクションのテーマだからだ。この作品のルドルフ・ヌレエフ版は1985年以来パリ・オペラ座のレパートリーのひとつ。それになんと言っても、この雪が降るクリスマスイヴの晩の物語は冬の風物詩である。

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オペラ・ガルニエで発表されたル・ショコラ・アラン・デュカスのクリスマスコレクション。ガルニエ宮のシンボルとしていたるところで見つかる竪琴をモチーフにしたチョコレートも展示! photography: Mariko Omura

食べ終わった後も保存しておきたくなるのは、12月1日から24日まで毎日が『くるみ割り人形』の世界となるアドベントカレンダーだ。主人公クララの夢の中で王子様に変身するくるみ割り人形、バレエ学校の生徒たちが着ぐるみで扮している小ネズミたちを率いる黒い巨大なネズミの王様、クリスタルのように澄んだ響きのチェレスタが奏でる曲に乗せてポワントで踊るドラジェの精(金平糖の精)。ルー・ベネッシュによるイラストでバレエに登場するキャラクターたちが描かれた小さな窓を開いて、毎日おいしい驚きを発見する喜び! ヘーゼルナッツのプラリネのブラックチョコレートやミルクチョコレート......このカレンダーのためにクリエイトされた味も潜んでいる。クリスマスイヴの12月24日は特別な日。いちばん上の窓を開くと、さあ、どんなスイートドリームが飛び出すか。

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ルー・ベネッシュによるイラストのアドベントカレンダー。カランドリエ・ド・ラヴァン 58ユーロ photography: ©ateliermai98

コレクションの中には、イラストではなくチョコレートでくるみ割り人形、ドラジェの精、ネズミの王様が浮き彫りされているボンボニエールも。おなじみの六角形のうつわの中には、ノエルがテーマの小さなチョコレートが詰められている。このボンボニエール、食べるのがちょっとためらわれるかも......。アドベントカレンダーとボンボニエールは、日本でも販売中。

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パリ・オペラ座でのクリスマスコレクション発表会から、ボンボニエール・ドゥ・ノエル。65ユーロ。photography: Mariko Omura
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オペラ・ガルニエでの発表会より。チョコレート製ネズミのテーブルトーテム(左)やルー・ベネッシュのイラストがついたボックスに詰められたビスキュイのピュール・ブール・ショコラもコレクションに。photography: Mariko Omura

Le Chocolat Alain Ducasse
40, rue de la Roquette 75011 Paris
営)10:00〜20:00
https://www.lechocolat-alainducasse.com/fr/

editing: Mariko Omura

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