パリ2区の4ツ星ブティックホテル、オテル・フィリグランヌに泊まりたい。

Paris 2025.02.02

オペラ座広場から徒歩で11分、地下鉄Richelieu-Drouot駅からは徒歩でたった3分。近くにはレストランも多数ある。こんな便利な場所に、こんなにおしゃれな4ツ星ホテル!と驚かされるのは、1月13日にヴィヴィエンヌ通りにオープンした「Hôtel Filigrane(オテル・フィリグランヌ)」だ。かつての証券取引所のブロニャン宮が近くにあることから、紙幣の透かし模様を意味するフィリグランヌがホテル名となり、またインテリアのインスピレーション源ともなっている。

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1階のオネスティーバー。ブルーのタイルの暖炉、軽やかなメタルのカーテンのゴールドの組み合わせがきれい。photography: Mariko Omura
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エントランスの左手、柔らかな木素材のレセプションカウンターが目に優しい。ここには24時間、レセプショニストが在席するので安心。photography: Mariko Omura

もともとホテルだった場所を買い取った現オーナーが、2年をかけての工事を行い"泊まってみたい!"と思わせるホテルを生み出したのだ。7フロアからなる全43室のこぢんまりしたホテル。地上階の広いロビーラウンジは朝食の場で朝食の場であり、午後12時から16時にはパティスリーのティータイムを楽しめるオネスティーバーである。また地下1階には、フィットネスルームはないがハマムとジャクジーを備えたスパがあり、さらに毎日1客室につき1時間貸切できる小さなプールも。ウェルネスエリアではデイベッドでリラクゼーションタイムが過ごせて、より快適な滞在となる。ただ眠るだけに泊まるのではなく、都会にいながらリトリート気分も味わえるこうしたちょっとしたオマケってうれしい。

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ビュッフェ朝食は21ユーロ。
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宿泊客は1時間貸切ができるプール。

パブリックスペースも客室もコンテンポラリーなインテリアはシックでエレガント。贅沢ながらこれ見よがしな感じがなく、さりげなさが目に気持ちよい。手がけたのはアンヌ・クレール・マジョレル(Studio Majorel)とソニアン・ルマニャン(Agence Vertical)で、おもてなしの心も感じられる空間をつくりあげたのだ。部屋のキーカラーは5色あり、これらは世界の紙幣で使われている色だそうだ。ブルー、グリーン、ブラック&ホワイト、赤そしてオークルめいた錆色の5色である。部屋の基調となる色のラインが印象的なグラフィックが壁布やクッションなどに生かされ、部屋全体を染め上げているようだ。 

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ドゥリュクスのカテゴリー。ここはバスルームを含め赤でまとめられている。部屋のカテゴリーにかかわらず、全客室、バスローブとスリッパが用意されている。客室はクラシック195ユーロ〜。
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客室にはエスプレッソマシーンと湯沸かしだけでなく、ハンディスチーマーが備えられているのがうれしい配慮だ。
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テラス付きの部屋で、パリを眺めながら朝食!
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旧紙幣に描かれている線もグラフィックのインスピレーション源だ。photograpy: Mariko Omura

客室はクラシック、ドゥリュクス、テラス付きドゥリュクス、テラス付きジュニアースイート、スーペリアの5タイプ。バスタブを備えた部屋もあり、またアメニティはパリ生まれのスキンケアブランドTypology.(ティポロジー)を使用している。ホテルにレストランはなく、ルームサービスは外部のレストランと直結。12時から24時までオーダーが可能で、注文から30分で配達されるという。いかにも都会のプティ・ホテルである。次のパリ旅行、フィリグランヌに泊まってみては?

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Typology.のアメニティ。photography: Mariko Omura
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シンプルでモダンなグラフィックデザインにホテルが目指すスタイルが集約されている。

Hôtel Filigrane
40, rue Vivienne 75002 Paris
http://www.hotelfiligrane.paris/
@hotelfiligrane

editing: Mariko Omura

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