スイーツでおなじみマルティール通りに、手巻き寿司バーのドキドキが開店。

Paris 2025.04.02

日本の次においしい和食が食べられるのはメキシコだという記事が、あるニューヨークの新聞に書かれていたという。でも、昨今のパリの和食ブームをみていると、そのうち日本の次はフランスとなるのかもしれない、と思えるような味の進歩がある。とりわけ寿司においてだ。

いまから20年くらい前だろうか、パリっ子たちが寿司の存在に目覚めたのは。回転寿司が流行りはじめ、スーパーマーケットでは北欧発の冷凍巻きセットが販売され、中国人経営のおはぎのように大きな寿司を出すいささか怪しげな寿司店がパリのあちこちにできて......。それが最近では魚の鮮度へのこだわりが感じられる味の良いフランス人経営の寿司店が増えている。"イケジメ"という単語すら、フランス人の口から発音されるようになっているほどだ。

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長い工事を経て3月初旬に開店したドキドキのマルティール通り店。photography: Charlotte Abbeys
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巻きたてがおいしいハンドロール。海苔のクオリティに拘っている。photography: Mariko Omura

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寿司の中でもパリで勢いがいいのはハンドロール(手巻き寿司)の店だろう。4年前に2区にオープンしたハンドロールバーのDoki Doki(ドキドキ)は、2年前にシャンゼリゼ大通りから遠くないマルブフ通りに2号店を開き、そして今年は高級住宅地であるパリ西部の郊外ヌイイーとそして9区のスイーツ店が軒を連ねるマルティール通りにも進出し、合計4軒である。ドキドキの仕掛け人はフランス人のロマン・タイエブ。すでにPiafやBambiniといったレストランを成功させている人物である。彼が提案するのはカウンターでハンドロールを食べる店で、日本の寿司店ではなくNYの寿司バーをモデルにしたモダンな店だ。

3月初旬にオープンしたマルティール通りの店を覗いてみよう。RODAA STUDIOによる内装はコンクリート、オーク材、紙などをメイン素材に用いている。カウンターはその中で寿司マンがハンドロールを準備する様子を誰もが眺められるコの字型。頭上では、Santa & Coleの筒状のペンダントライトが同じくコの字を描いている。その明かりは、外を通る人の目にもとても印象に残る。

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しっかりした木製スツールと照明がモダンな店内。photography: Charlotte Abbeys
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左:ドキドキの生みの親、ロマン・タイエブ。photography: Charlotte Abbeys 右:スタッフTシャツ。

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このライトの下で繰り広られる食事はランチもディナーも同じメニュー。ウィークデーのランチタイムのみセットメニュー(24ユーロ/前菜+ハンドロール3本+デザート)がある。土日は休憩なしの営業なので半端な時間も手巻きを味わえるのがうれしい。ドキドキではハンドロールの命といえる海苔は有明海から。魚はフレッシュで、ご飯はほどよく酢が効いている。オーダーシートの定番ハンドロール(6ユーロ~)に加えて、その日のスペシャル・ロールもあるので見逃さないように。

フランス人の食事に不可欠なデザートはホームメイドのモチ4種、手作りアイスクリーム4種、そしてピラミッド通りに店を構える匠のチーズケーキというチョイス。日本でハンドロールを食べるのとは違う感動が待っている。カウンター席という気軽さもあり、ひとり客も少なくない。日本でハンドロールを食べるのとは違うドキドキ感を覚える店なので、マルティール通りはこれからはスイーツを買うだけでなく、ハンドロールも食べる道!と覚えておこう。

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左:オーダーシートにチェックをいれて注文。 右:前菜のベビーほうれん草のサラダ(6ユーロ)。きゅうりのサラダともども、ボリュームたっぷりだ。photography: Mariko Omurra
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ハンドロールは内容指定のメニュー(3本/19ユーロ、4本/25ユーロ、5本/34ユーロ、6本/42ユーロ)とア・ラ・カルトがあり、両方をミックスすることもできる。写真は大トロ。
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ハンドロールのほか、刺身やタルタルなども。photography: Charlotte Abbeys
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スペシャルメニューには炙りトロ(14ユーロ)や炙りアボカドとシソ(6ユーロ)などに加え、サーモン丼も。photography: Mariko Omura
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餡を包み込んだホームメイドのモチは黒ごま、ココ、ゆず、プラリネの4つの味(各6ユーロ)。photography: Charlotte Abbeys

Doki Doki
51, rue  des Martyrs
75009 Paris
営)12:00~15:00、19:00~22:30(月~金)、12:00~22:30(土、日)
無休
https://dokidoki-handroll.com
@dokidoki_handrollbar

editing: Mariko Omura

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