犬も大活躍!フランス革命記念日のパレード
7月14日はフランス革命記念日、いわゆるパリ祭でした。招待状をいただいたので、午前中にシャンゼリゼ通りで行われる軍事パレードに行ってきました。10時開始で8時半にマドレーヌ広場に着いたら長蛇の列!セキュリティーが厳しくて何度もチェックがあり遅れるんじゃないかとヒヤヒヤしたけれど、なんとか間に合い幸運にも前から2列目の席に座ることができました(^o^)/
マクロン大統領がコンコルド広場に到着し、スピーチとフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を胸に手を当てて歌った後、飛行機がトリコロールカラーを描きながら頭上を飛行してゆきます。
( photo : huffingtonpost.fr )
部隊の行進は、エコール・ポリテクニックから。言わずと知れた理数系のエリート校ですが、元々は軍学校で現在も国防省の管轄にあります。
続くはサン・シール陸軍士官学校。まるでリアル「ベルサイユのばら」を見ているような気分。フランスの軍服は華やかですね!
海軍のセーラー服と赤いポンポンのついた帽子。トリコロールカラーでかわいい♡ この帽子のポンポンを触ると幸福になると言われていて、少し前の世代の若い女性達は海軍の方を見かけると「ポンポンを触らせてぇー」と、走り寄ったんだとか。
ジャーマンシェパードも一糸乱れず前を向いて行進。しっかり訓練されていてお利口さんです。ワンコ達に大きな拍手が贈られました。
そして、ワンコ同様に一際歓声と拍手が大きかったのが、ノートルダム大聖堂の火災の鎮火に力を尽くしたポンピエ(パリ消防旅団)。フランスでは消防士は女性や子供にモテモテの花型職業ですが、実はれっきとしたフランス陸軍に所属する消防工兵部隊です。
こちらは外国人で構成されている外人部隊。皮製のエプロンみたいなのをしていましたが、部隊や駐屯地により軍服が異なります。
バイクやトラックからヘリコプターや戦車まで、ありとあらゆる軍の乗り物も行進します。フランス軍の軍服や乗り物を一気に見る機会はそうそう無いので、迫力があり見ていて全く飽きません。
パレードの後、友人夫妻のご招待でそれはそれは素敵なラ・パイヴァ伯爵夫人のお屋敷でシャンパンをご馳走になり、その後エッフェル塔を望むレストランでブランチをしまました。皆んなお祝いムードで正装していて特別感があり、楽しかったです。
さて、夜は9時半からシャンドマルス公園でコンサートがあり、11時半からエッフェル塔で花火が上がります。コンサートにオペラ歌手のロバート・アラーニャが出演していたので是非行きたかったけれど、この日はサッカーの試合もあり何が起こるか分からないし用心して泣く泣く家でテレビで鑑賞することに。シャンドマルス公園から流れてくるコンサートの歌声や音を聞きながら、その数秒遅れで流れてくるテレビの画像を見ながら気分だけでもライブ感を味わいました。
家から見えるエッフェル塔は正面ではなく斜め横側なので、当然肉眼では花火も斜め横しか見えないため花火もテレビで同時鑑賞。打ち上がる音がドーンと聞こえてから数秒後にテレビからドーンと聞こえてきて、ようやくこんな風になってるんだぁと全体像を確認(笑)
こうして、パリ祭が終わればパリジャンは皆バカンスへ出発します。フランス人にとってバカンス直前の大切な大イベントなんです☆
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