プップおばさんの料理帖とパリのキッチン
久しぶりに訪れたブリュッセルの森。樹々もすっかり秋色に染まっていました。
道端にも、枝から落ちたマロンがたくさん落ちています。残念ながら、このマロンは食用ではなかったと思いますが、秋を感じますねぇ。
さて、なかなか疲れが取れないので、こんな秋の夜長はゆっくり浴槽に浸かりたい、と半身浴をすることにしました。
いつもはラジオを聴きながらのバスタイムですが、今夜は雑誌でも読みましょうと、ずっと捨てずに取ってある、古いKu:nelを引っ張りだして持ち込み♪
余談ですが、食べることが大好きで、自分の食事だけでは飽き当たらず、他の人が何を食べているかに興味津々なのです。リニューアルする前のKu:nelの「ただいま食事中」という毎日の食事の写真を載せたコーナが大好きで、「へぇ、この人はこんな食事してるのかぁ」と色々と味や食感に想像を巡らすのがもはや趣味です(笑)
レシピ本というより、食卓の様子が分かるものや料理エッセイが好きです。よく眺めているKu:nelの「ただいま食事中」と、(左は)京都在住のご夫妻の食卓を綴った「いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓」。
持ち込んだKu:nelは10年近く前の号で、パラリとめくると、目に飛び込んで来たのが、パリの素敵なキッチンの写真。すっかり忘れていたけれど、そう言えばこんな記事があったなぁ。
プップさんのキッチンって・・・あっ!
ずいぶん前に買ってまだ開いていない「パリ生まれ プップおばさんの料理帖」のプップさんだ!
お風呂から上がって本を探すと、思った通りKu:nelのプップさんと料理帖のプップおばさんは同じマダムでした。
早速プップおばさんの料理帖をパラパラとめくると、ふと目にとまったのが、プップおばさんの大好物だというシンプルな栗のケーキ。これなら家にある材料ですぐに作れそう。
栗を蒸すがちょっと面倒なので、去年のノエル以来戸棚の隅にあったむき栗の缶を使用。ピュレにした栗に、砂糖・卵黄・バター、さらに固く泡立てた卵白をさっくり加え混ぜて、夕食の支度と同時進行であっという間に生地の出来上がり。香りづけはバニラとラム酒で。ケーキがシンプルなので、ゆるく泡立てた濃いクリームを添えました。
サラダとパスタの簡単な夕食でしたが、デザートがあるとぐっと食事が充実しますね(^o^)
小麦粉がほとんど入っていないので、ねっとりと和菓子のような味わいに生クリームがよく合って、評判も上々でした。
プップおばさんの料理帖は、プップさんの人生が料理の思い出とともに綴られ、季節ごとのフランスの家庭料理が〈前菜・メイン・デザート〉で組まれています。「うーん、この料理の構成は〜」と色々と想像できて、読み物としてもレシピとしても楽しい本。作りたいものが一杯です!
☆パリのエステ・顔ヨガサロンChichi Paris
ARCHIVE
MONTHLY