
バルビゾン村の週末
フランスは2週間のトゥーサン(万節祭)の休暇に入り、パリジャン達はまたまたバカンスへ =3=3
それにしても、なんてお出かけ好きな国民なんでしょうかね〜^m^
サロンもいつも来てくださるのお客様に代わり、近くのホテルに滞在中の方達がふらりといらっしゃっることが続き、ベネズエラ、オーストラリア、カナダ、ドバイと国際色豊かな一週間でした。フェイシャルだけでなく、旅行中はたくさん歩くので脚が疲れるのでと脚のマッサージや、エピラッション(脱毛)をされる方も多く、旅行中でもメンテナンスをきちんとされているんだな〜と感心しました。
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さて、特にお休みはない私ですが、気分転換にとフォンテーヌブローに隣接したバルビゾン村に行ってきました。パリから車で30分ほどで、田園風景を抜けフォンテンヌブローに到着。
メインストリートを抜けるとすぐに終わってしまうような小さな村ですが、石造りの可愛らしい家やレストランが並んでいます。
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石造りで村に溶け込んでいる郵便局
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前から一度訪れたいと思っていた、バルビゾン派のジャン=フランソワ・ミレーのアトリエ兼自宅を見学してきました。
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当時の堅実な生活を彷彿させる、簡素なアトリエや食堂を見ることができます。
ミレーの描く農民達が履いている木靴も飾られていて、絵画(ここに飾られているのはコピーです)を見ながら、受付のおじさんがミレーの生活や当時の農民の生活について、すごく親切に色々と説明してくださいました。
話はミレーの子供達にも及び、やっぱり親が有名だと色々苦労もあったみたいですね・・・
見学に訪れるのは、フランス人に次いで日本人が多いのは何故?と訊かれて、思わず「絵画《 種をまく人 》が岩波文庫のマークになっているからかな・・・?」と答えると、すごく驚かれました。さらに、説明書の日本語訳はちゃんと正確かを尋ねられ、かなりしどろもどろに・・・(-_-;)
思わぬフランス語&フランスへの知識のつたなさをお見せしてしまって、冷や汗をかきました(恥)
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見学後はミレーの家の前にある、ブドウのツタが絡まる可愛いレストランでランチ。
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木靴や鍬が飾られている田舎風の造りが素敵。
バルビゾンは村で協力し合って雰囲気を守っているんだそうです。
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ランチメニューはシンプルで、
前菜はサラダやパテやリエットのビュッフェ、
メインはステーキやチキンの炭火焼ということで、お肉を大きな暖炉で焼いてくれます。
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この真っ二つに開いたチキン、ポルトガルでよく見たな〜と思っていたら、レストランの奥様がポルトガル人でした。
炭火っていいですよね〜。お肉とポテトの焼ける良いにおいが広がって、お腹がすく〜。
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皮がパリパリに焼けていて美味しかった!
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デザートはバニラアイスをはさんだシューに温かいチョコレートをかけた、プロフィトロール・オ・ショコラ。大好きでこれがあると必ず頼みます♡
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さて、食事の後は森を散歩。
村から森を抜けると、徒歩1時間ほどで、フォンテーヌブロー城に行くことができます。
時折小雨が降るようなお天気だったこともあり、村も森も誰もいなくて、静まりかえっていてちょっと寂しい雰囲気だったのですが、かえって考えごとをしたり心を鎮めることができ、雨の上がった森の木々の香りと新鮮な空気を吸って、すっかりリフレッシュできました。
バルビゾン、良いところでした。パリの喧噪に疲れたら、またここに来て自然に触れたいなと思います。
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