
ジベルニーのモネの食卓
もう20年位前でしょうか。料理を始めたきっかけは、出版関係の知人にプレゼントされた2冊の本でした。
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ロビュションの食材辞典ー四季を彩る52の食材と料理 ジュエル・ロビュション(著)柴田書店
Les Carnets de Cuisine de Monet Claire Joyes, Jean-Marie Toulgouat(著)Éditions du Chêne
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店ロビュションの食材辞典は、アーティチョークや子羊など52種類の食材について、ジョエル・ロビュションが詳しくその特徴や調理法を解説する、料理に関するあらゆる知識が詰め込まれたまさに辞典と呼ぶのにふさわしい内容です。
今思うと、初めて本格的なフランス料理を作ろうと思い立ったのがこの本だったなんて、なんて愚かしい・・(汗)
手始めに馴染みのあるポトフを作ろうとしたのですが、材料の肉だけでも牛のスネ肉1,5Kg、仔牛のスネ肉1,2Kg、仔羊のもも肉1,2Kg、肥育鶏1羽、鴨1羽、骨髄入り骨12本!
料理初心者ゆえ、レシピ通りに作らないと不安で、材料を求めて奔走。さらにこれらの大量の肉と野菜を入れる鍋さえも本の写真と全く同じものでないと気が済まず、自分で持ち上げられないデカさと重さのストウブ(Staub)を購入。
ポトフが無事出来上がったときには、お金も精魂も尽き果ててしまいました・・・(-_-;)
ポトフって家庭料理の筈なのに、ロビュションの手に掛かると、超高級なフレンチになってしまうのです!
とはいえ、この本は本当に素晴らしく、以来ずーっと愛読しています。
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そして、もう一冊は当時のジベルニーのモネ家の食卓を再現した内容で、モネの子孫やロビュションが監修し、実際に全ての写真がモネの家で撮影されています。
憧れの美しいテーブルセッティングに心奪われつつレシピに目を通すと、例えば「白インゲン豆は茹でる前に6時間以上庭の雨水にさらす」など、当時の料理風景が心に浮かぶのが楽しい。こちらは家庭でも作りやすいレシピが満載です。
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というわけで、田舎に居るときは料理書を読んでいるか、料理して過ごします。
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この日はベルギー特産のシコン(=アンディーブ)を使って、シコンのグラタンを作りました。
シコンにハムを巻いて、上からベシャメルソースをかけて焼いた、シコンが名物のベルギーを代表する料理です。
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デザートは、モネの庭のピクニックのお菓子からパンドジェーヌ。
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そして、おこぼれを貰える一瞬を逃さないよう待機しているワンコ♡
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美容記事を書かせていただきました。ぜひご覧くださいませ (*^_^*)
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