
レ・アールの調理・製菓の道具屋さん
調理・製菓道具が好きで、レ・アールに用があるときは必ず道具屋さんにも寄り道します。昔中央市場があったレ・アール周辺にはモラやシモンなどの道具屋が立ち並び、ハシゴをしながらまわるのが楽しい。
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お気に入りの店は1820年創業のE.Dehillerin。一歩足を踏み入れると、天井に吊り下げられたり、積み上げられた道具類に圧倒される、歴史を感じる店です。
青い上っ張りを着たおじさんに必要なものを伝えて価格を教えてもらい、購入する旨を伝えて出してもらうシステムなので、ちょっと緊張しますが、ごちゃごちゃと埃にまみれて無造作に置かれている道具を見ているだけでもワクワクします♪
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この日、銅製のサヴォワ型を見たいと言ったら、「ダメダメ!高価すぎるよ。したかが菓子型に銅製を買わなくてもいいよ!」と無下に断られてしまいました(汗)
値段を訊くと480ユーロ。たしかにお菓子の型には高すぎて買えないけれど、こんな風にあしらわれるなんて日本だったら絶対にないのに〜(>_<)
とはいえ、高価な銅鍋をまとめて購入したときは、電卓を叩いてかなり値引きしてくれたこともあり、一見素っ気ないけれど人情味もあるおじさん達です。
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"美味しい料理は良い道具から" という有名シェフの言葉を鵜呑みにして、せっせと買い集めた道具や鍋がいつしかかなりの量になり、ダンボールに突っ込んだまま地下室に放置して幾年が過ぎました。だって、キッチンに入りきれなくて〜(泣)
「この子達が日の目を見る日は一体いつになるのだろう・・・?!」
と思っていたら、今月のお菓子レッスンで作ると知らされたのが、ガトー・サントノーレ。
「20年前にモラで買ったサントノーレ専用の口金がやっと使える!」
と、マイ口金を持って行こうと喜んだのものの、10箱以上も積み上げてあるダンボールの一体どこにしまってあるのやら??
小さな口金がどこに入っているのか皆目検討もつかず、結局このまま地下室で大量の道具類と眠り続けることになりましたとさ (^^;
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パリパリのキャラメルを塗ったプチシューがたまらなく美味しい、ガトー・サントノーレ♡
口に入れると幸せが広がります (*^o^*)
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