「パリ解放」パレード、そしてアントニオ・ガデスのフラメンコ
土曜日の夕方、仕事を終えてサロンを出たらエコール・ミリテール界隈は、昔の軍用車両や軍服を着た男性や40年代の服装や髪型に濃いメイクをした女性でいっぱい。何事だろうと思って通り過ぎましたが、後でニュースを見て、ナチスドイツから「パリ解放」75周年を祝うパレードだったと分かりました。
翌日パリ市庁舎前を通りかかったらセレモニーが行われていて、当時軍隊で戦った人達やレジスタンス運動に参加していた方達が、フランスの国家「ラ・マルセイエーズ」を歌っていました。パリ解放はフランス人に非常に大きな意味を持つんですね。
さて、週末は3日間連続でカルロス・サウラ監督、アントニオ・ガデス主演の三部作「カルメン」「血の婚礼」「恋は魔術師」を観ました。フラメンコは毎年サラ・バラスのパリ公演を見にいく程度で詳しくないのですが、静と動を自在に操るアントニオ・ガデスの踊りが素晴らしい。そして最高にカッコイイ!現実と虚構が交差するストーリーも面白くて、踊りで情熱や哀しみを表現する今まで知らなかった世界に深く心を打たれました。日本人のお客さまでフラメンコを踊っている方が何人かいらっしゃいますが、夢中になるのが分かるなぁ。
カルメン
血の婚礼
恋は魔術師
フラメンコを観ていたら、しばらく止めていたタンゴへの熱がメラメラと再び燃え上がり、映画館を出てそのままセーヌ川へ直行。
夏の間セーヌ川沿いはタンゴやサルサを踊る人たちで溢れます。美しい川べりで、知らない者同士がバトームッシューのライトに照らされながら踊って打ち解けられる、このサンパな雰囲気大好きです。久しぶりに再会したタンゴ仲間に迎え入れられて、久しぶりのタンゴ。やっぱりタンゴを踊っているときが一番楽しい!8月最後の週末はフラメンコの魅力を知り、タンゴを踊ってとっても充実していました(^o^)
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