フランスのキャビアはソローニュ生まれ
前回のブログでキャビアについて書きましたが、フランスのチョウザメの養殖とキャビアの生産は、フランス中心部に位置する広大な森と沼地が広がるソローニュという土地で行われています。
パリの高級レストランでもよくソローニュ産のキャビアが供されますが、ソローニュ産のキャビアは品質が良くて美味しいです。この辺りの各村にはソローニュの名物料理を出すレストランを備えた小さなホテルがあり、夏のバカンスでは往きと帰りに1泊ずつ立ち寄り、キャビアを使った料理を楽しみました(^ ^)
〈 https://caviardesologne.fr 〉
ホテルで頂いた食事です。前菜は手長海老のビスクのキャビ乗せ。近くのチョウザメの養殖場のキャビアがたっぷり。手長海老のビスクは家でもよく作りますが、キャビアが乗ると特別なご馳走に♡
魚料理はチョウザメ初体験。昔はキャビアを取り出した後のチョウザメは捨てられていたけれど、今はこの周辺のレストランに出荷されるそうです。どうりでパリの魚屋やレストランで見たことがない筈です。チョウザメの上に塩浸けの豚肉が乗っていて分かりづらいけれど、ややピンク色がかったきれいな白身です。
なんとなくあまり美味しくなさそうなイメージを持っていたら見事に裏切られました。見た目より遥かに繊細な味にびっくり。コクがあって美味しい!捨てるなんて勿体無い!
肉料理は、シェフが仕留めて保存していたとオススメされた野生シカの背肉の煮込みを頼みました。ソローニュはキャビア以上に有名なのが狩猟で、肉といえば何と言ってもジビエなのです。鹿肉のジビエはクセがなく、ジビエが苦手な人でも食べやすいと思うし、私の大好物です。
ソローニュに別荘も持つ知人がいて、このときも明日猪狩り(秋〜冬に狩猟の解禁時期が設けられているが、猪は例外的に一年中狩猟が許可されている)に行くから一緒にどう?と誘ってくれましたが、それほど狩猟が盛んな土地です。そのジビエと森については次回のブログに続きます・・・。
ARCHIVE
MONTHLY