
ポルトガルの結婚式 ②
翌日は結婚式が開かれるシントラへ移動。
シントラは、長い間ポルトガルの王族が住んでいた緑豊かな山間の街で、まるでおとぎ話に出てくるように素敵な場所です。
・
新郎、新婦とも50代の大人のカップル。
新郎には一人、新婦には4人の子供がいて、さらに新郎はポルトガル、新婦はスペインに住んでるため、6年間の遠距離恋愛の末のゴールとなりました。
一緒に住みたい新郎と子供達から離れたくない彼女の思いがすれ違ったりで、いろいろ大変な時もあったようですが、新郎のスイス勤務に伴って、とうとう彼女が結婚を承諾。
そしてスペインで勉学を続ける彼女の息子ひとりを除いて、全員でスイスへ引っ越すことに!
さらに新郎は初婚なので、盛大に結婚式をしよう!と二人の大好きなシントラで式を挙げることにしたんだそうです。
・・
*****
夕方6時半に庭で結婚式が始まりました。
とにかくパワフルな二人で、特に新郎からは、もー嬉しくて仕方ないよ!!といったオーラーがバリバリ出ていました(笑)
おごそかにではなく・・・音楽が始まったとたん新郎が新婦の母親と踊りだし、余裕の笑みでノリノリで踊り続ける二人 ♪
と、そこに馬車に乗った、新婦とその父が到着。
・
・
フリルの重なったドレスがスレンダーな彼女にすごく似合っていて美しかった〜♡
誓いの言葉と指輪交換の後、誓いのキス。
感極まって泣き出した二人に、駆け寄って抱きしめる子供達の姿が素敵でした。
・
と、ここで音楽が変わり、椅子を後ろにしてくださいのアナウンスが。
なんと、馬のショーが始まりました。
ポルトガルはヨーローッパの4大馬術学校のひとつとして知られるポルトガル馬術学校があり、騎馬軍楽隊のショーが目の前でみられるなんて、めったにない機会。
音楽に合わせて足を動かしステップを踏んだり、前足をあげて立ったりとすばらしかった!
・
新しい家族。微笑ましい雰囲気でした^^
・
その後、テラスに移動して、カクテルパーティー。
ちょうど沈みゆく太陽の赤い光の中で、シントラの景色のパノラマに広がり、その美しいこと。
生ハムやフォワグラ、新鮮なお刺身もあり、シャンパンをぐいぐい飲んでしまいました。
では、そろそろ食事が始まりますと案内されたのが、11時(遅!)
・
私はフランス語を話す人達のテーブルにいたのですが、隣のテーブルはスペイン人の方達で、皆喋る、喋る!
皆声も大きいし、フランス人って静かなんだな〜と思わず錯覚したほど。
スピーチを頼まれていない人も次々スピーチ(笑)
最後は5人の子供達がそれぞれスピーチをしたのですが、新婦の息子がニコラ(新郎の一人息子)に、 これからは一人っ子じゃないし君が寂しくないことが、ボクは嬉しいよ って言ってニコラを抱きしめたのにウルウルしてしまいました。
・
食事とケーキカットが終わったのが夜中の2時。
食事はもちろん新鮮魚介類がたくさん。
ウエディングケーキはイチゴとクリームがはさまったカステラで、ポルトガルならではの卵のたくさん使ったカステラが美味しいかったです。
テラスに出ると、またまたテーブルにはお菓子やチーズが並んでいて、さらにカスタネットが配られました。
・
そう、花嫁がフラメンコを踊りだすと、それに合わせてスペイン女性も一斉にフラメンコ!
男性も歌を歌いだしたり、踊ったりの大盛り上がり。
オーレ!
・
その後はフラメンコから、お決まりのディスコ状態へ。
私は3時すぎに部屋へ戻りましたが、朝の5時まで続いたんだとか。
皆、どうしてこんなに元気なんでしょう???
・
でも、まだ結婚式終わりじゃないんですよ〜。
ARCHIVE
MONTHLY