
トリコロール万歳!フランス人の愛国心
前回のブログで、フランスの国旗を表す青・白・赤のトリコロールを表すマスクが多いと書きました。でもどうしてフランス人は国旗に違和感がないんだろう?日本で日の丸マークのマスクが流行るとは思えないし国旗を掲揚するのも祝日くらいだけど、フランスでは普段から国旗やを目にする確率が高いからかもしれない。役所や学校をはじめとして公的機関の建物には必ず国旗がはためいているうえにその国旗の数がやたら多い。さらにパリだと国立美術館や歴史建造物も集中しているのでそのトータル数は半端じゃない。
毎日どのくらいフランス国旗を目にしてるのか気になって、いつも歩く散歩コースで国旗の数を数えてみました。
家を出た途端に3枚が目に入り、アンヴァリッド(廃兵院 L'hôtel des Invalides)や国民議会(Assemblée Nationale)の国旗は当然としても、有るわ有るわ、とにかくひっきりなしに目に飛び込んで来る。
3キロ過ぎで橋を渡ってUターン。この時点で既に36枚。
川沿いの遊歩道を歩いていると、船にもトリコロールがはためいているので数えてもキリがない。結果は7Kmの距離で54枚でした。予想してたより多くてびっくり。
ちなみに国旗にかかわらず、青・白・赤のトリコロールカラーも日常的にあらゆる場面で見かけます。そもそも政府広報のロゴマークが国旗の自由・平等・友愛( Liberté, Égalité, Fraternité )を表すトリコロールと自由の女神マリアンヌで、区役所の結婚式で区長さんが掛けているのがトリコロールのたすき。
自家製の料理だけを提供するレストランの証であるMaitre restaurateurのロゴや、最優秀職人賞を受賞した職人の仕事着の襟がトリコロールだったり。
最近では、中国製の不織布マスクの品質証明ロゴがトリコロール。
人は毎日見たり接触するものを好きになることを心理学で単純接触効果と言うそうですが、生まれたときからこれだけの数の国旗やトリコロールを無意識に目にしていたら、良いか悪いかは別として、そりゃ愛国心のあるトリコロール好きな大人に成長するわけだ(笑)
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