
6月はバラの季節!バガテル公園のバラが満開
6月はバラの季節。バラ園が有名な、ブローニュの森の中にあるバガテル公園に行ってきました。今年は5月の気温が低く開花時期が例年より少し遅かったそうで、まさに見頃でした。ちょうど「ウィークエンド・ローズ」でバラの販売をしていて大勢の人が大きなバラの鉢を抱えていました。
バラ園には1200種類ものバラが植えられているそうです。そんなに沢山の種類があるのにも驚きだけど、どのバラも花びらの形や色がさまざまで本当に可憐で美しい。
マスクをずらして鼻を出して、香りを嗅いでは「うーん、良い匂い!」と褒めそやしている人が沢山いたので、どれどれ私もと鼻を近ずけたら「感染するかもしれないよ!」とピシャリと注意されて思い止まりました。花びらからコロナ感染?!残念だけど今年は見て楽しむだけに。
バラ園は一部で、広大な敷地には動物もいます。芝生でピクニックを楽しむ人達の間を、ガチョウの親子が横切って茂みに入って行きました。ふわふわした毛が生えた雛が、後ろから遅れまいとヨチヨチ歩いて歩いていく姿がなんとも愛らしいくて、小さな子供達も「べべがいるよ!(べべ=赤ちゃん)」と嬉しそうにはしゃいでいました。
孔雀もあちこちで見かけました。色艶やかな羽を扇状に広げると迫力満点!人だかりが出来ている所には必ず孔雀のオスが。メスを誘って羽を広げるたびに、人間達がワッと写真を撮りに集まるので、地味な羽のメスは可哀想に近寄る隙は全くなさそうでした。閉園後に愛を育くんでね・・・。
上がオス、下がメス。
そして嬉しいことに、芍薬も満開でした。ふっくらと優しい感じがして大好きです♡
原産地が中国の芍薬ですが、フランスで見る芍薬は西洋人の好みに合わせて、花びらを多くより華やかに品種改良されているそうです。友人が芍薬の色が3回も変わったと興奮して話してくれましたが、先日も母の日に贈られた芍薬の色が変わったとフランス人のお客さんが写真を見せてくれました。咲き進むにつれて、濃いピンクから薄ピンクへ、そしてオレンジから白へと色が変わっていて、同じ花とは思えないほどの変色ぶりでした。刻々と色が変わるなんて不思議です。
花の命は短くて・・・。一年のうちほんの短い間しか見ることができない芍薬とバガテル公園のバラ(バラは四季咲きの品種があるのでその通りではないけれど)。
昨年の6月は1回目のロックダウンは既に解除されていたけれど、まだパリは感染状況のレッドゾーンだったからバガテル公園が営業していなかったのかもしれない。とにかく昨年は来れなかったので、色鮮やに咲きこぼれる美しい花々に惚れ惚れと見とれて、心が癒されました。
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