ノエルのムードたっぷり!ヴァンドーム広場のイルミネーション
12月に入るとパリはノエルへとまっしぐら☆ 通りや商店街ではノエルの飾り付けやイルミネーションが始まり、お花屋さんでもモミの木が並び始めました。木の高さによって色が違うリボンがつけられていて、筒状の機械に通して網をかけてくれます。
フランスでは12月から1月半ばまで、クリスマスツリーには本物のモミの木を家に飾ります。クリスマスムードが好きな知人は早速ツリーを飾っているそうですが、あまり早くに買うと暖房が効いた部屋では枝が乾燥して変色したり落ちてしまうので、我が家は12月半ばの配達をお願いしました。
近所のお花屋さんのツリーがあまりに可愛いので「素敵!まるでプラザ・アテネのツリーみたい」と感嘆したら「今日そう言ったお客は4人目だよ。でも僕のオリジナルセンスだからね」と言われました。彼はその日、赤いクマのぬいぐるみがブラザ・アテネホテルのシンボルキャラクターだと初めて知ったそうです(^m^)
さて先日、友人とお茶するのにヴァンドーム広場で待ち合わせをしたときのこと。ホテルのティールームで彼女と積もる話に夢中になって、外に出たときはとっぷりと日が暮れており、昼間の様子とは打って変わった幻想的な美しい広場に、二人とも一瞬言葉を失いました。ブティックに沿って等間隔に並んだツリーや、煌めくイルミネーションの美しさったら!ノエルに向かって心が浮き足立つ人々や華やかなショーウィンドー、そしてイルミネーション。それらが全部合わさってノエルの華やかな空気を作り出していて、それはそれはきれい。
プラザ・アテネが赤いクマなら、リッツホテルは青い制服を来たクマがシンボル。写真撮影用に、巨大なクマの両脚の間に小さな椅子が置いてあったので、私も座って写真を撮ってもらいました。
「毎年見ている筈なのに、今年は特に感激が大きいのは何故だろう?」と友人と一緒に首を傾げていたのですが、思い出してみると、去年の12月はまだ劇場や、レストランやカフェも閉鎖されていたし、クーヴル・フー(夜間外出禁止)で街に活気がなく、外出する際には外出証明証が必要だったので、わざわざ夜のヴァンドーム広場に来ることもなかったのでしょう。だから2年ぶりで感動もひとしおなのだと気付きました。
コロナの第5波で感染者が急増していて気分が落ち着かない日々ですが、ノエルはフランス人が一年で最も盛り上がる行事。街のイルミネーションで元気をもらいました。
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