
ジョルジュサンクとプリンスドガル。ホテルのまばゆいイルミネーション☆
雨が降る寒い日曜日、朝からずっと家にいたので少し外出しようとアペリティフ(食前酒)にジョルジュサンクホテルへ行きました。パリに住んでるので宿泊する機会もないし、そもそも宿泊代が高くてとても手が届かないけど、近所だしカクテルが美味しいのでアペリティフにときどき行きます。非日常の突き抜けたラグジュアリー感が味わえて、パリで一番好きなホテルかもしれない(^o^)/
いつもは花の装飾でゴージャスなロビーは、花ではなくノエル仕様のイルミネーションに。まばゆい光にくらくらしそう。他のホテルがキラキラならば、ジョルジュサンクはスーパーキラキラ☆
正面玄関を入るとシャンデリアを挟んでパカっと割れた、シルバーのクリスマスツリーを通って中に入ります。そういう演出もジョルジュサンクっぽくて好き。何でも量が過剰気味なんですが、そこが魅力です。
残念ながらバーは満席でした。ちょうどディナータイムの前で混む時間帯なので、他に待っている人が何組もいて、空くのに1時間位かかるかもしれないとのこと。ツーリストが戻って来てからますます席が取りにくくなってしまい、宿泊客以外は予約が取れないため、なかなか入れないのが難点です。
それなら隣のホテルに行こうとパートナーが言うので、ジョルジュサンクに隣接するプリンスドガルホテルへ行ってみることに。こちらも入口のイルミネーションがまぶしい。
初めて来たけれど、アール・デコ調で落ち着いた雰囲気で素敵。ロビーにキラキラのイルミネーションはない代わりに、ゴールドのデコレーションで統一されていました。
ボールの中にもボールな斬新な発想。ちょっと不気味?
それにしても、ジョルジュサンクは人が多くて活気があるのに比べて、こちらは人が少なくて静かな空気が流れている。ジョルジュサンクはパラスホテルなので頷けるけれど、プリンスドガルだって5つ星ホテルなのに、ジョルジュサンクの陰に隠れてしまっているのかしら?
「どこでもお好きな席へどうぞ」と言うので、ポツンと離れた隅っこの中庭に面したテーブルに座りました。感染者が急増している状況では、ほっとできる。大声で喋っている人もいない。カクテルメニューはクラシックだけど、バーの名前「Bar 19.20」にちなんだ1920年から現在までの時代の流れにインスピレーションを得たオリジナルカクテルも揃っていました。サーヴィスが行き届いていて、カクテルの感想を聞きに来てくれたり、新しく入荷したリキュールもサーヴィスで出してくれて、華やかさはないけれどくつろげました。ここに限らずパラスホテル周辺のホテルって大抵静かだけど、落ち着いて過ごせるので穴場かも♪
家に帰って夕飯はおでん。キラキラから一気に地味(笑)日本へ帰っていた友人から頂いた茅乃舎のおでんの出汁を使って、20年ぶりにおでんを作ってみたら、練り物がこんなに膨らむとは想像出来ずに、お汁が足りなくなってしまいました(汗)
その翌日、レストラン関係の仕事をしている友人とお茶をしたら、昔プリンスドガルホテルに勤めていたそうで、ノエル前なのに人が少なかったと言うと驚いていました。当時はレストランは2つ星を獲得、バーもカリスマバーテンダーがいて、ジョルジュサンクに負けず劣らずの人気があり賑わっていたそう。近々日本食レストラン『Akira Back』(Akira Back氏は韓国出身の有名シェフだそうです)がオープンするそうなので、また盛り上がるかもしれません☆
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