オリンピックに向けて、セーヌ川の水質とイエナ橋の彫像がきれいに。
オリンピックの開会式に向けて、18日から交通規制が始まりました。セーヌ川沿いや会場周辺はフェンスが張り巡らされ、ゾーン・ルージュとゾーン・グリと呼ばれる地域へのアクセスが制限され、段階的な橋の閉鎖と複数のメトロの駅の閉鎖も始まりました。ゾーン内の住民は自由に移動できますが、あらかじめ申請しているQRコード付きのパスとIDカードを警察官に提示する必要があります。
いつもツーリストで混雑している道も今やこの通り。閑散としています。ゾーン内の住民の多くはとうにバカンスへ出発し、カフェやレストランの多くが交通規制期間に合わせて休業しているのです。コロナ渦のロックダウンがまさにこんな感じだったと、懐かしく思い出しました。
ところで、交通規制が始まる直前にセーヌ川を周遊する船のレストランで食事をしたときのこと。セーヌ川に掛かる橋を横から見たり、川岸や橋に設けられている観客席やスペクタクルの準備が進められている様子を眺めていて、あることに気が付きました。
イエナ橋の先端にある4体の馬の彫刻が真っ白になっている!
オリンピックに向けて、1853年にこの彫刻がイエナ橋に造られて以来はじめて修復・清掃が行われたのです。先日イダルゴ市長が自らセーヌ川を泳いで101年ぶりの水質改善のPRをしましたが、セーヌ川や彫像が昔の姿を取り戻したのもオリンピックの賜物です。
開会式ではオステルリッツ橋からイエナ橋までの6キロの距離をを各国の選手団がボートに乗ってパレードし、様々なスペクタクルが水上で行われるのだとか。幸運にも開会式の招待状をいただき、一体どんな水上開会式を見ることができるのか今からワクワクしています!
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