
パリでいちばん美味しいクスクス
私が習っているタンゴの先生がチュニジア出身のため、生徒もチュニジア・アルジェリア・モロッコと北アフリカ出身者が多いので、 長時間の集中レッスンのときなどは、生徒の中の誰かがフレッシュミントで入れてくれる本格的なミントティーで水分&糖分を補給しながら練習。
レッスン終了後に、これまた誰かが作ってくれるクスクスを食べてから、ミロンガ(ダンスパーティー)というのがお決まりの流れ。そんなわけで、パリに来てからクスクスが大好きになりました^^
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今や国民食として、すっかりフランスに浸透したクスクス。パリにはモロッコやチュニジア料理のレストンがたくさんあり、手軽にクスクスやタジンが食べられます。
そんな数あるレストランの中で、私がパリで1、2を争う美味しさ!と思っているレストランが2つあり、そのうちのひとつ、リュパブリック広場からほど近くにある〈 Zelda Cafe 〉に、友人を誘って行ってきました。
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内装はオリエンタルなモロッコスタイル。エキゾチックなムード満天☆
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アペリティフのカクテルを飲みながらメニュー選び。どれも美味しそうでなかなか決められない〜
色々な料理を少しづつ取り合わせた一皿もあったのですが、いっぺんに全部味わうと次回の楽しみがないしね〜と悩む女二人。
迷ったあげく、前菜はひき肉をブリックで包んで揚げたものをチョイス。
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ブリックの皮がパリパリで、揚げたての熱々が美味しい!
レモンをキュッと絞っていただきます。
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さて、お待ちかねのクスクス登場 ヽ(^o^)/*
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Zelda Cafeのオリジナルクスクス。クスクスに、牛肉の串焼き、メルゲーズと呼ばれる辛い香辛料が効いたソーセージ、肉団子、子羊の4種類のお肉が付きます。すごいボリュームなんですよ〜
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見るからに美味しそうなスムール。下のお鍋にスープが入っています。
ここのスムールは粒が細かくてふんわりしていて本当に美味しいんです。調理法は蒸すだけなのに、うちで作るとどうやってもこんな風に仕上がらないのはどうしてかしら??といつも不思議です。
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お皿にスムールを取り分けて、ズッキーニ、人参、カブ、セロリなどの野菜たっぷりのスープをかけて、好みでレーズン、ひよこ豆、アリッサと呼ばれる唐辛子ベースの辛い薬味を好みで添えて、ボナペティー♪
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う〜ん、Très très bon !
スープはあっさりしているのに、野菜の味がよく出て風味が豊。お野菜、レーズン、ひよこ豆、お肉などを一緒に口に含むと色んな味が混ざり合って美味しい!
クスクスをあまり食べたことのないと言っていた友人も、「 毎日食べられる」と感激してました。
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そして、このレストランで特筆したいのは、お肉がジューシーで美味しいこと。
スープは美味しくても、お肉がパサパサとか焼き過ぎで美味しくないレストランも案外多いのですが、ここはいつ来ても質も焼き加減も◎
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さて、女同士のディナーはお腹一杯でもデザート♡
頭がキーンと痛くなるほど甘いモロッコ菓子もいいですが、今回はスムールのクレープに初トライ。
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甘っ〜〜〜いいいい!!
ふんわりしたパンケーキのようなクレープ。その上にたっぷりのハチミツとアイスクリーム。
アイスクリームのチョコレート味を選んだのが失敗(泣)クレープは美味しいのに、ハチミツとチョコレートが合わない・・・
このクレープにはアーモンドアイスを選ぶべきだったかも。
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最後は〆の甘〜いミントティ。 甘さには甘さで対応。これを飲まないとクスクスを食べた気がしない(笑)
高い位置に持ち上げたポットから、注いでくれます。こうして空気を含ませながら注ぐと美味しくなるんだそう。フレッシュミントたっぷりで、おなかスッキリ爽やか。
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クスクスってボリュームたっぷりだけど、お肉を控えめにすれば(って控えめじゃないけど 笑)、オイルやバターを使ってないので見た目よりずっとヘルシーなんですよね。だから、食べ過ぎて胃もたれするってことはありません。
ただしスムールの食べ過ぎには要注意!
スムールってお腹に入るとさらに水分を吸収して膨らむみたいで、食べ過ぎるとお腹がパンパンになって苦しくなるので (-_-);
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よく食べた、美味しかったねと店を後にしました。友人にも喜んでもらえて良かった^^
とても美味しいので、どうぞお試しあれ!
もう一つの美味しい店はまたいずれ。
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Zelda Cafe
15 rue Rene Bouanger
75010 Paris
Tel: 01 42 00 25 15
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