オーガニックな子育て

40度の熱が出た! ベベの熱を早く下げるホリスティックケア。

ベベたちの熱が上がると親は大慌て。あっという間に39、40度くらいまで、上がってしまいますよね。子どもがどれだけ成長しても、熱でふぅふぅいっている子どもの姿を見ると、早く下がってほしいと願ってやまないもの。仕事をしている方にとっては仕事に行けなくなるなど、生活に支障が出ることもあります。解熱剤を飲ませても、薬の効果が切れる時間帯が来るとまたぐんぐん上がるのが熱の厄介なところです。

私自身は、熱が上がるサインが出て節々が痛くなってくると、すぐにエッセンシャルオイルや食べ物でケアをして大事に至らないようにすることはしています。でも、小さな子どもとなると、そういうわけにはいきません。

私もまだ試行錯誤しているのですが、差し当たって必ず行っているケア方法をご紹介したいと思います。お子さんの体質や、ウイルスの種類によって効果の有無などはあるのかもしれませんが、我が家の子どもたちにはてきめんです。

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そもそも私たち生き物は、具合が悪くなったら休むこと、これが大切です。これはお家の猫や犬も同じですよね。具合が悪くなったらくるんと丸くなってじっとしています。だからとにかく休ませること(寝かせること)で体を回復しなくてはなりません。でも熱が上がると眠れません。

小さな子ども用の解熱剤を飲んだ後は、その薬の効果が現れるまでの時間があります。フランスの薬は効果が出るまでかなり時間がかかり、長い時には2時間くらいは熱が下がらないこともあります。そのいわゆる「待ち時間」もなるべく寝かせるために、一瞬体温を下げる方法があります。これを行うと子どもが寝やすくなります。一度寝てしまったらその間に解熱剤が効いてくるか、もし再発したら、再び体温を下げてあげます。

1)濡れたタオルで体温を下げる
バスタオルを2枚くらい敷いて(水を吸い取るおムツシートなどでもOK)、子どもをオムツ一枚、もしくは何も身につけない状態にして寝かせます。
常温の水を洗面器などに準備して、小さめのタオルやガーゼのハンカチなどに水を含ませ、ゆるく絞り、心臓に向かって体を拭きます。足先から足の付け根、おへその下から心臓、顔から首……、といった具合に。体の後ろ側も同じように心臓に向かっていきます。タオルの水分が足りなくなったら、再度ゆるく絞って行います。一箇所を10~20回くらい行うと体温が下がってきます。からだ中を一通り行うと、全身の体温がグーンと下がります。

解熱剤で数時間効果があっても、まるでヨーヨーのようにまた熱が上がってきます。これをなるべく防ぐためにからだの熱を吸い取ってくれるのは、日本式自然療法が断然効きます。

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2) 葉もの野菜で熱を吸い取る
葉もの野菜を用意します。キャベツでも、白菜でも、レタスでも、サラダ菜でもなんでもOKです。シーツの上にバスタオルを敷き、その上に、ちょうど頭、首と背中全体が当たるところに敷きます。水を吸うおむつシートなどは、熱がこもってしまうので、この時は外します。葉ものは、冷蔵庫から出したばかりだと冷たすぎて嫌がるので、少し前に冷蔵庫から出しておきます。
子どもを葉もの野菜の上に寝かせたら、脇の下にも葉を挟み、胸の上、頭の上にものせておきます。私は身体の前面と額には葉っぱが動かないように絞った小さめタオルを載せておきます。
熱を吸い取ると葉っぱがしなしなになってくるので、そのような状態になったら葉を取り替えます。

それでも熱が39度や40度まで再び上昇したら、解熱剤を飲ませてこの葉もの野菜を置くことをもう一度繰り返します。うちの子ども達は、起きている時に葉っぱを敷こうとすると嫌がるので、寝たところで葉ものの上に移動しています。

そして、体全体の気の流れの歪みが病のもと! ですから、熱が出た時に崩れるバランスを整えるために経絡を刺激します。

3)経絡を刺激して交感神経のバランスをとる
私が鍼の先生に教えていただいた井血刺絡(せいけつしらく)という方法では、経絡の末端を刺激して体のケアをします。先生が子どもの熱の時には、交感神経過多になっているということで、交感神経のバランスをとるために、足の薬指と手の人差し指の爪のすぐ下に“ハペパッチ” という、皮膚のツボを刺激する全く痛くないシール状のシートを貼っておきます。子どもは目が覚めると、「なんだこれ?」とすぐに剥がしてしまうので、葉ものと同じく、寝た瞬間に貼ります。

これを始めてからは、だいたい一晩で熱が下がるようになりました。それでも時折、夕方になると熱が復活します。熱は夜になると上がりやすいのは、夜になると人間の免疫力が下がるためです。昼間元気になった時、食べるものも、熱に効果のあるものを食べさせてあげることで、さらに効果が高まり、熱の再発を防ぐことができます。

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4)解熱効果のある食事を摂る
私が運営しているSpring StepというライフスタイルWebマガジンには、ディクショナリーという機能があって、そこで薬膳の先生の様々な症状の処方箋としたレシピをいろいろ紹介させていただいています。その中の「発熱」の項目を参考にしながら、子どもでも食べやすいように少し改良したりして食べさせています。

押さえる食材は、干し椎茸、葛、長ネギ。我が家では、干し椎茸で出汁をとり、少し醤油を足して、長ネギと葛を溶かしてそのまま飲ませたり、スープを飲みたがらない時には、そうめんを入れたり、白米と混ぜたりします。それでも食べない時は、そのスープでそのままお米を炊いて、炊き込みごはんとして食べさせるなど、何らかの形でこの食材がお腹まで届くようにしています。

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先日、夫の両親(フランスでは、おじいちゃんはパピー、おばあちゃんはマミーと呼びます)が我が家に遊びに来ていた時にぐらが熱を出しました(大概熱を出すのはぐらなのですが)。上記のケアを行って、サラダ巻きになったぐらを見て、マミーはちょっぴり怪訝そうな顔をしていましたが、39度の熱が一晩で下がったのを見て、「子どもの熱がそんなに簡単に下がるの!?」とビックリしていました。ちなみに熱が下がった翌日は朝からトランポリンで遊んでいました(笑)。 

やはり子供が元気なことが家族全員にとって一番ですね。

そして、3月は、みなさまに丸の内で開催する素敵なイベントのお知らせがあります!

■SHIGETAプロデュース「Well-Being Days  @ Marunouchi Cafe × WIRED CAFE」
期間:3月18日(月)~ 21日(木・祝)
会場:丸の内ビルディング1階 Marunouchi cafe ×WIRED CAFE(東京都千代田区丸の内2-4-1)

丸ビル1F「Marunouchi Cafe × WIRED CAFE」にて、「SHIGETA」プロデュースによるWell-Being Daysを開催いたします。

期間中、消化に負担をかけない酵素たっぷりで満足度の高い、CHICO SHIGETAオリジナルのメニューを展開します。また、CHICOによるトークショー「美しい姿には美しい心が宿る―私らしい美しさを手に入れるためのヒント―」(3/20、21)や、SHIGETAのインストラクターによるセルフケアコーチング(3/18~20)も行います。毎日を益々元気に過ごしたいという方はもちろん、「最近気持ちが落ち込んでいる」「何となく体調が良くない」「体に良いことを始めたいけど何をしたらいいかわからない」という方、”Well-being Days”で心と体を満たして、心地良い毎日を送りませんか?

◇◆CHICO SHIGETAトークショー「美しい姿には美しい心が宿る―私らしい美しさを手に入れるためのヒント―◇◆
頑張りすぎている現代人に向けて、肩の力を抜いて自分らしく、心地よく生きるための方法、そしてその人自身の美しさを引き出すヒントをお伝えします。  
3月20日(水)1回目17:00~ 2回目19:00~
3月21日(木)1回目14:00~ 2回目16:00~
※参加費5400円税込 (軽食・飲物・お土産付き)
※お申込みはこちらから

みなさまのお越しを心よりお待ちしております♪

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