Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

貴婦人のお城☆Chateau de Chenonceau

今日はまたロワール旅行に戻りましてお城ネタ。

前日までの青空が消え去り曇り空に。

ちょっと肌寒いとは言え、逆に暑過ぎないので歩き回るにはちょうど良い気温となりました。

と言うわけで駐車場に車を停めた後、木立の中を進む。

門を入っても建物が全然見えないお屋敷ってこういうことよね!と思いながら歩く。

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スフィンクスが出迎え。

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そしてパーンと開けたところには広大なお庭。

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エサがまかれているのか?ツバメたちが賑やかに貪ってました。

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やって来たのは、“Chateau de Chenonceau”(シュノンソー城)

以前お城巡りツアーに参加した際、一番印象に残り、好きになったのがこのお城だったので今回再訪することをとても楽しみにしてました。

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うーん、やはり素晴らしい!

シェール川をまたぐように建築された珍しく美しいお城シュノンソー☆

水面に鏡のように映った姿も絵になる。

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さて、フランス好き、お城好きの方にはよく知られるところですが、「シュノンソー城」と言えばドラマが色々な「6人の女城主の城」。

その6人はネット検索をすると初代城主カトリーヌ・ブリソネから始まり、美魔女なディアーヌ・ド・ポワティエ、王妃カトリーヌ・ド・メディシス、悲運のルイーズ・ド・ロレーヌ、文芸の友デュパン夫人、古典主義者べルーズ夫人の6人と記されているケースが多いのですが、今回私が再訪した際にいただいたパンフレットには、初代城主カトリーヌ・ブリソネはカットされ、6人目には第1次世界大戦中病院として改築されたこのお城で看護婦長を担当し、病院を運営していたシモーヌ・ムニエとされています。

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ちょっと感動したのが今回いただいたこの案内パンフレットが、見学コースに沿ってとてもわかりやすく読みやすいものだったこと。

十数年前に来た時にはこんなに詳細なものではなく、フランス語か英語の2種類でペラーンと数枚構成でしたが今回は冊子で日本語もあり。

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と言うわけでパンフレット片手に地下1階、地上3階の4フロア構成のお城をじっくりとマイペースにまわりました。

フランソワ1世の時代に彫刻、彩色されたという木製の門をくぐってお城の中へGo。

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さて、「貴婦人たちの城」と呼ばれる理由は女城主が続いたからと述べましたが、中でも最も有名でツアーガイドなどでも取り上げられるのが2代目城主となった国王アンリ2世の愛妾ディアーヌ・ド・ポワティエと王妃カトリーヌ・ド・メディシスの女の戦い。

「礼拝堂」

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その話を聞いてまず驚いたのが、国王アンリ2世とディアーヌ・ド・ポワティエの年齢差。

彼女の方が20才ほど(厳密には19)年上なのです。

ははーん、20才くらい年下ってことは、今の私から見たらパリ出発前に観た映画「キングダム」に主演していた山崎賢人くんぐらいだなと思ったものの、妄想好きな私でも妄想劇場の幕が上がらない…できません…。彼らから見たらお母さん、叔母さん。

「カトリーヌ・ド・メディシスの緑の書斎」 窓からの眺めも素敵でした

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伝えられるディアーヌ・ド・ポワティエは美魔女。

水風呂やミルク風呂、フルーツジュース、食事制限、乗馬エクササイズなどなどの逸話が残り徹底した自己管理で美肌とスタイルをキープしたと。

でも彼女の魅力は外見的なことだけではなく、知性や教養、一緒にいて飽きない魅力的な女性だったのだろうと思います。

「ディアーヌ・ド・ポワティエの肖像画」

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王は戴冠式用の衣装に三日月を三つ絡ませたディアーヌのシンボルと二人のイニシャルであるHとDを組み合わせた紋章を作成。

フランス国内のアンリ2世にまつわるお城、場所へ行くとそのシンボルがあちこちに施されていますが、当時は宮中の使用人の制服、便せん、戦旗などにも採用されたそう。

(最近はないけど、、その昔ちょいちょい困る結婚式の引き出物が新郎新婦の名前入りグッズだったりしませーん?!)

(名前入り暖簾をいただいことがあったのですが、どう使ったものかなかなか悩みました…。実際使うと言うよりやはり記念品なのですね。。)

「ディアーヌ・ド・ポワティエの部屋」(ですが、その部屋にはカトリーヌの肖像画が…)

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そんな紋章をあちこちに施されては王妃としては立場がないと言うか、辛いところです。

しかも王妃カトリーヌも欲しがっていたシュノンソー城もディアーヌにプレゼント。

王妃は元々はそれほどブスではなかったらしいけれど嫉妬にかられ明るさを失い、老け込み、顔つきも体型も崩れていったと。

妻とは政略結婚だし、不細工だし、話合わないし等々で国王が美しい愛妾を持っても当然な時代なのもしれないけれど、私としては王妃カトリーヌもとても気の毒に思える。。

「厨房」今回巡ったお城の中では一番素敵な厨房でした

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以前シュノンソー城にまつわる本を以前を読みまして(そのタイトルが思い出せず)印象に残っているのがこんなくだり。

カトリーヌは言います、

「この泥棒猫!このお城はあんなみたいな愛人ごときが住める場所じゃないんだよ。早く出ていってよ!!」

ディアーヌは全く動じることなく、

「このお城は王が私にプレゼントしてくださったもの。私に出ていけと命令できるのは王だけです。あとは王が亡くなった場合には出ていきます」と。

そしてその日はあまりにも突然にやってくる。

1559年、40歳の国王アンリは娘の王女エリザベートとスペイン王フェリペ二世、フェリペ二世の従弟サヴォワ公エマヌエーレ・フィリベルトとアンリの妹マルグリットとの婚約を祝うセレモニーにおける馬上試合に出場。

アンリの対戦相手モンゴメリー伯爵の槍が折れ、それが王の兜の隙間に入り右目近くに突き刺さったのです。

アンリは落馬、そのまま意識不明となり亡くなってしまいました。

私が読んだ本によると王の死後ディアーヌは自らシュノンソー城を去ったと書かれていたのでその潔さにも感心。。

「ルイ14世のサロン」

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本妻としては当然かもしれませんが、王妃はディアーヌが国王アンリの葬儀に参列することを許さず。

そして基本的には王が彼女に与えたものは取り返したそう。

初めてシュノンソー城を訪れた際はディアーヌに同情的な気持ちが強かったのですが、2度目の今回はカトリーヌの気持ちや国王亡き後の彼女の人生を思うと彼女もまた大変な人生を生き抜いたと思いを馳せました…。

「セザール・ド・ヴァンドームの居室」

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このお城はとにかくあちこちに贅沢にお花を飾ってました。

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「カトリーヌ・ド・メディシスの居室」

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どの部屋も明るく、花が香り、豪華な家具が置かれた中で異色の真っ暗な居室が一つ。

それは白い王妃と呼ばれたルイーズ・ド・ロレーヌの居室。

夫アンリ3世が暗殺された為ルイーズはシュノンソー城に引きこもり、白い喪服を纏い、世捨て人のように静かな生活を送ったそう。

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部屋の片隅にはアンリ3世の肖像画がふわっと浮かぶように…。

ちょっと怖い。

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改めて美しく、サイズ的にもちょうどいい、そんな気がしたシュノンソー城。

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そして一番好きなのは、川の上に位置するこのギャラリー。

石灰岩とスレートを敷き詰めた床がなんとも素敵!

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お城を出ると最初に見た庭の反対側にもう一つ広がる庭があります。

ブログ冒頭のお庭がディアーヌ・ド・ポワティエの庭。

そしてこちらが王妃カトリーヌ・ド・メディシスの庭。

なんだか今も続く王妃VS愛妾対決な感じ?!

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時期的なこともあると思いますが、華やかで人気があったのはディアーヌの方…。

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今回もう一人興味を持った気になる城主ルイーズ・デュパンについてはまたいつかの機会に触れたいと思います。

ドラマチックなシュノンソー城を後に次のお城へ♬

 

☆Belle et Bonne Blogも絶賛更新中☆
<info>
Chateau de Chenonceau
 
 

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。 約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。 現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆

そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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