
青山宮☆ご縁を感じて
<台湾バカンスブログ>
龍山寺参拝の後、歩いているとふと目に入った「青山宮」の標識案内。
夫「青山だって」
K「アオヤマ!うちにはご縁のある地名だし、これは行け!というお告げですね」
見上げるとカラフルな提灯ランタン。
でも特別なお祭りとかではないようで界隈はとても静か。
『青山宮』(艋舺青山宮)は、主神「青山王」(正式名:靈安尊王)が祀られた寺廟。
疫病・悪霊を祓う守護神、まさに「魔除けのスペシャリスト」、もとは福建省泉州の地方神で台湾へ渡ってきたそう。
その建物は、楼閣造りの立派な本殿に精緻な彫刻や屋根飾りで、龍山寺に比べて観光客が圧倒的に少なく(この瞬間、誰もいませんでした)、地元の信仰の息づく空間☆
こうして普段はとても静かで穏やかなお寺なのですが、旧暦10月23日前後の3日間だけ大変身するらしいのです。
と言うのもその期間は、青山王祭り(艋舺青山王祭)で、台湾三大遶境(神輿行列)のひとつに数えられる超ローカル且つ大迫力の夜行列で大賑わい。
それは靈安尊王が部下を率いて「夜間巡行」を行うことで、現世と彼世の穢れを払い、邪悪な悪鬼羅刹を捕えてくれると。
神輿、爆竹、獅子舞、武術パフォーマンス満載のとにかく賑やかなお祭り。
そんな巡行の際に最も目を引くのが「青山宮の八将」という集団。
特殊メイクばりな八将は4人ずつ「赤面」と「緑面」に分かれ、特殊な足運びの「鬼歩」で移動しながら霊安尊王で警護。
八将たちの中央にはもう一人「引路童子」という案内役も。
(台北観光公式サイトより↓)
そんなディープなお祭り体験もいつかしてみたいのですが、まだまだ台湾初心者なので初めて目にすることや、やっと気がついたことに好奇心をそそられまくりですが。。
黒い肌に伸びきった眉毛の一度見たら笑れられない強烈インパクトの家将(神様の従者)。
お線香に香りに癒され、心穏やかに落ちついたところで、SPのような迫力の家将に警護された気分で青山宮を後に。
ARCHIVE
MONTHLY