
旅のおとも☆
一段と寒い朝。
家を出た頃は暗く、6時をちょっと過ぎると車の窓から見える東の空がようやく明るくなってきました☆
こんな風に冬の早朝に羽田空港に向かうのは何年ぶり?!
と、思ってみたけれど、それはコロナ前=2年ぶり。
時間的にはたったの2年なのに、気持ちの上では、もっともっと昔のことのように感じられます。
という訳で、先週ちょっと早い冬休みをいただき北海道へ行ってきました。
今週はその様子を綴りたいと思います。
慣れているはずの空港でのいろいろ、いちいちが久しぶり過ぎて新鮮で搭乗までの時間もあっという間。
出発前に富士山も綺麗に見え、なんだか気分がいい、縁起がいい☆
いつもは離陸前からうとうとで空の上では熟睡することが多いのですが、今回は目は冴えまくり。
どこまでも続く雲海と青い空が眩しい☆
機体搭載カメラから見える風景も以前はあまり興味がなかったのですが、今回はまるで自分がコ・パイロットになった気分?!
おもしろい…!
さて、旅の、ヴァカンスの、おともに必ず持っていくものと言えば本。
今回私が持ってきたのは、冬休み用として楽しみにしていた、コメントでDさんに教えていただいた『いつまでもショパン』(中山七里 著)。
ショパンコンクールを舞台にしたミステリーサスペンスです。
(作品紹介より↓)
ポーランドで行なわれるショパン・コンクールの会場で、殺人事件が発生した。
遺体は、手の指10本が全て切り取られるという奇怪なものだった。
コンクールに出場するため会場に居合わせたピアニスト・岬洋介は、取り調べを受けながらも鋭い洞察力で殺害現場を密かに検証していた。
さらには世界的テロリスト・通称“ピアニスト”がワルシャワに潜伏しているという情報を得る。
そんな折、会場周辺でテロが多発し…。
この秋に行われた第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで日本人ピアニストの反田恭平さんが第2位に入賞されたこともニュースになっていたこともあり、まさに今読みたい!な一冊。
ザワザワッと鳥肌が立ちました。
というのも機内で読み始めたその冒頭が、テロで飛行機が爆破されるというくだり。
もし自分もそんな事件に遭遇したら、こんな感じなんだろうか…とリアルに感じられ、とても怖くなりました。
突然人生が終わるってどんな感じなんだろう…。
などと考えているうちに無事、新千歳空港到着。ホっ!
ホテルに向かう前にいつものお店へ。
朝早く新千歳空港に着いたなら毎度ここ『北のおにぎり工房 かな』。
これまた私の中では、旅のおともに欠かせぬ「おにぎり」。
こちらのお店は専門店だけに種類豊富でどれも美味しい!
ホテルまでの途中休憩で立ち寄った道の駅で、薪ストーブにあたりながら手早くいただく。
うまっ♡
日本人はやっぱりおにぎりだよ、コメだよ!と米どころ出身としては痛感。
到着日は晴天☆
ここ数年はどんより曇っていたり、雪が降っていることも多かったので、晴れた空の下のドライブは爽快。
でもいきなりフワーッと雪煙が広がったりもして晴れてても相当寒そう、実際寒い北海道。
乗り物に強い私は車でもバスでも読書は余裕。
道中もスムーズで、ホテル到着。
エントランスには、この時期恒例の大きなクリスマスツリー。
ところで、クリスマスを北海道で迎えるにあたり、今回夫へのプレゼントとして用意したのは、Kロゴセーターを着た「ニッセ」。
サンタクロースに見えますが、ニッセは北欧にいる妖精で、普段は屋根裏に暮らしていると言われています。
皆が寝静まった頃に、家の修理や片付けをしてくれるというなんとも働き者の妖精。
でもたまにはモノの位置を変えてしまう悪戯も。
そしてクリスマスの時期にはサンタのお手伝いをするそうです。
ニッセがいる家には幸福が訪れると言われ、北欧の人々が愛し、大切にしている存在。
クリスマスには、お米をミルクで煮て砂糖とシナモンをかけたデザート(リオレ?)でおもてなしをすると喜ぶと。
そんなニッセ、今後は旅のおともに連れ歩きたいと思っています。
夫「え、俺が持つの?」
K「うん、プレゼントしたんで。あなたの子です」
ニッセと一緒に、この時期ならではの「クリスマス・キャロル」もプレゼント。
夫「この話はあんまり…」
K「読みなさい!年末なので心の洗濯をお願いします」
ホテルの部屋にニッセを飾り、ゆっくり読書の続きでも…。
って、そんなヴァカンスになるはずなーーーい。
以前からこのブログを読んでくださってる方には想像がつくと思いますが、チェックイン後、ゴロゴロと荷物&カートを引いて更衣室へ。
すみやかにスキーウェアに着替えてゲレンデへGo。。
夫「ナイター営業やってなくて、ゴンドラとか15時までだから早く滑らないとな」
K「・・・。」
夫「思ったより雪があってよかった。ちょっと前まで60センチもなかったらしいよ。で、クリスマスに向かって雪は降る予報だし、すげ〜ラッキー♬やっぱりついてるな俺たち♬♬」
K「・・・。」(寒くて無口)
こうして到着早々、恒例のスキー合宿(軽め?!)は始まったのでした…。
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パリの1枚。
パリでノエル、フォアグラが食べたくなる日。
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