
Hotel Imperial☆
ウィーン出発前のある日、パリ在住20年のYさんとのディナー。
ちょうどYさんは春のヴァカンスでウィーンに行ったばかりということで、ウィーンのお話を伺うことに。
開口一番、
「も〜、ウィーンは食事が不味くて。どこ行っても美味しくないので参りました」と。
えっ〜!?と私達は驚くばかり。
というのも、ここ何年もスキー合宿で滞在しているフォアアールベルク地方のあのホテルでいただく食事はとても美味しいので、私達夫婦の間ではオーストリア料理はとても美味しい印象なのです。
今年のスキーでも美味し過ぎて(?!)すっかりアップしそびれた鹿肉の一皿や、
ソフトでさっぱりな仔牛肉にクリームソース(見ためよりもサラサラで塩味控えめ)のハンバーグは今思い出してもお腹が鳴りそ〜!な絶品でした。
仔牛のピカタに至っては、本場ミラノで食べたより美味しいかも!と思ったし。
グルマンでパリでも美味しいと評判のお店を次々に食べ歩いているYさんなので、きっとウィーンのレストランの下調べもばっちりで乗り込んだはず。
そんな彼がウィーンごはんは不味いというので、どうかな〜?と思っていたのですが、確かにフランス料理、パリっぽいアレンジに慣れてしまうと、ウィーンでいただくお料理は比較的素朴というか、もっと赤ワイン入れたら、もっとバター入れたら、ブイヨン効かせたら…と感じるお料理もありました。
そんな話をツアーガイドのマダムOさんにしたところ、
「でしたら、Hotel Imperial(ホテル・インペリアル)で食べてみてください!」と。
ウィーン屈指の伝統と格式を誇るホテル☆
元々はヴュルテンブルグ公爵の宮殿だったものを1873年の万国博覧会の開催にあたり、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世がホテルに改装して「Imperial & Royal Court Hotel」としたのが起源。
ワーグナー(Richard Wagner)が3か月滞在したこともあり、入口にはワーグナーのプレートも☆
皇帝という名を冠するだけに入った途端、絢爛豪華な世界。
各国の王・皇室のメンバーや大統領を迎え入れてきたそうで、迎賓館としての格式の高さを感じさせます。
宮殿らしい大理石の階段や中二階に残る漆喰装飾、大きなシャンデリアなど美術館に来たようで見惚れました。

さて、こちらはホテルメイドのケーキが美味しくカフェとしても有名&人気だそう。
モダンなカフェフロアを抜けて、
さらに奥に進んだところがレストランダイニング。
せっかくなので、ツアーのお礼も兼ねてガイドのマダムOさんにもご一緒していただくことに。
まずは前菜にトラディショナルなポテトスープをチョイス。
というのもこのメニューは大概のレストランにあるので食べ比べていたのですが、私としてはここが一番!
クリーミーだけど重過ぎず美味しい♡
そしてシーザーサラダを3人でシェア。
そのボリュームにびっくり!
パリのカフェの定番メニューにもあるシーザーサラダですが、それもそこそこのボリュームなのですが、それ以上だったのです。しかも珍しく海老入り。
「美味しい!しかもすごい量!」
なんて言ってるうちに食べ終わり、写真は忘れてしまったダメブロガー。
メインはマダムOさんオススメの仔羊のロースト。
ヴォルフスバージュというスズキの一種。
夫は大好物ヴィエナ・シュニッツェル。
が、これもおしゃべりに夢中で撮り忘れてしまったので、この1枚はレストランのサイトより借用。
大きさに圧倒されるものの、お肉は薄く叩かれ、カラっと揚がっているので揚げ物ラバーな夫には楽勝?!
雰囲気も良く、美味しくいただきながらマダムOさんからいかにオーストリアが魅力的であるかを伺いました。
Oさんから見ると何度か訪れたパリのイメージはあまり良くなく、お好きじゃないそうですが…。
私から見たら粋なパリ、優雅なウィーン、どちらも素敵な街です。
食後はこの時期オススメというアプリコットのパイだったのですが、お話に夢中でこれまた撮り忘れてしまいました。
帰り際に「これこれ!」とパチリ。
が、ケースの中で美味しさが全く伝わらない一枚に…。
見飽きた感もあるメランジェだけはしっかり撮って。
インペリアルホテルでの食事は、どのお料理もとても美味しかったです(≧▽≦)
そしてそしてHotel Imperial(ホテル・インペリアル)と言えばなもの!
それは日持ちもするのでお土産として持ち帰ってきましたよー。
も〜、No.2も買ってくるんだった!!とちょっと後悔しました。してます。
その理由と感想は明日。
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