LA MODE EN MOUVEMENT☆
Palais Galliera(パリ市立ガリエラ宮モード美術館)で開催中の『LA MODE EN MOUVEMENT』へ行ってきました。
展覧会によって、またファッションウィークなどと重なると混雑するものの、わりといつ訪れても空いていて静かに落ち着いた雰囲気のミュゼ。
その美しい建物を眺めるだけでも気分は良く、回廊をぐるりと散歩したくなる。
幸いアパルトマンから近いこともあり、気ままにブラッと訪れています。
今回鑑賞した 『LA MODE EN MOUVEMENT』展は、ファッションとスポーツをミックスした展覧会。
パリオリンピックまで半年を切ったことだし、スポーツとファションの関係にも注目しとく?そんな気分で出かけました。
私の中では昔は、ファッションとスポーツはやや正反対の位置づけで、スポーツの中にオシャレを見出すのは難しいと思っていました。
というのも、中学高校時代の部活ファッション=バレー部ジャージは、ちっともオシャレじゃなかったし、体育の授業の体操着も当時は全く好きではなかった小豆色、胸にはやたらデカくネーム入り。。
唯一憧れたのは、小柄な女子が大きめのジャージを着て、袖口から指先がちょこっとだけ出る様子。
可愛く見えてケーコも真似したかったが、腕だけは長い私には袖が足りない、ツンツルテン状態。
そんな青春時代であったことを思い出しながらの本展鑑賞スタート。
展示された18世紀以降のファッションは、スポーツをする時の装いとは言えファッショナブル。
スポーツとファッションが近かったことを感じますが、動きづらそう...。
いつ被るの?と思ったこちらは、1900年初めに車に乗る際に被ったもの。
19世紀の海水浴では、水着はウール、リネン、フランネル素材のものだったそう。
昔の映画などで見たことはあるけれど、今の薄くて機能的な水着より、ある意味エレガント。
本展を通じて様々なスポーツが社会の変化、とりわけ女性の自立にも貢献したことを感じました。
重く、嵩張っていたスポーツ用の衣装が徐々に軽く、柔軟に、体のラインも出し、より開放的に自由に。
ちょっと着てみたい!な気持ちになったレトロ可愛いコンビネゾン。
そしてすっかり現代ファッションの重要アイテムの一つとなったスニーカー。
私はあまり関心がないのジャンルなのですが、スニーカーのファッション性も奥が深い世界なのだろうと思います。
こういった展覧会に来ると、普段の自分のオシャレのヒントになることも色々、それがまた楽しいわけで☆
今回はこの乗馬ファッションを見て、ジョッパーズ風なウール&カシミアのあったかパンツを持っていることを思い出しました。
というわけで、本展鑑賞後にショートジャケットではなく、ケープを合わせて出かけました。
*****K子のつぶやき@パリ*****
マルシェショッピングの際にミモザも買って帰るムッシュ。
素敵!
K「うちもたまには花買ってきてよ」
夫「君は花より団子でしょ」
K「・・・。じゃ、ミモザよりチーズスフレで!!」
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