
ウィーンそぞろ歩き Vol.2☆
ウィーンの街はパリと比べても小さく、とりあえずの見所はわりと集中し、路面電車(シュトラーセンバーン)や地下鉄(ウーバーン)も発達しているので、初めての私達でも比較的容易に動き回ることができました。
でもせっかくなら地元に暮らす人のお話も聞いてみたい、日本人から見て驚いたことや感じたことなども率直に伺ってみたい思い、ウィーン在住の日本人ガイドさんによる市内観光プライベートツアーを申し込んでみました。
待ち合わせに登場したのは、ウィーン在住45年のマダムOさん。
早速車に乗って出発♬
ベレー帽を素敵に被ったマダムOさん。
長くヨーロッパに暮らしている方は帽子ファッションがお上手で、お似合いだな〜と思います。(私調べ)
まずはウィーンと言えば!な「国立オペラ座」。
パリ、ミラノと並ぶヨーロッパ三大オペラ歌劇場のひとつ。
1869年にモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」で杮落としが行われ、その歴史の幕を開けた場所。
第二次世界大戦で破壊されましたが、1955年に再開され、年間約300日、オペラやバレエを上演。
7、8月はオフシーズンなので公演はありませんが、館内見学ツアーは催行。
次回ウィーンに来た時は是非鑑賞したい!
ウィーンのシンボル「シュテファン寺院」へ。
大きくて全体像がカメラに収まらず…。
(天気が良い一日再訪)
12世紀半ばにロマネスク様式で立てたれ、14〜16世紀に現在のような後期ゴシック様式に改築されたのだそう。
遠目にもわかるその美しい屋根と天高くそびえる高さ137メートルもあると言う南塔。
地元っ子からは「シュテッフル」と言う愛称で呼ばれているそう。
中へ入るとこれまた美しい身廊にうっとり。
ただここから先の入場は有料なのです。
地下にあるカタコンベにはペストで亡くなった約2000体の骨とハプスブルク家の人々の心臓以外の臓器を入れた壺が安置されているそう。
カタコンベ好き?!(パリ、ローマで経験)としては、気持ち的にも涼しくなりそうだし、かなり興味があったのですが今回は時間がなく断念。
ところでこのパイプオルガンが鳴り響いたらさぞすごいだろ〜とも思いました。
日頃の色々に感謝と初ウィーンの記念にロウソクを灯しました。
この「シュテファン寺院」界隈は市内で一番賑わう場所のようで他と比べて圧倒的に人が多い。
ヨーロッパの有名ブランドも連なるショッピングエリア。
こちらは「ペスト記念塔」。
目立つしハチ公前的な待ち合わせスポット?!
あいにく閉まっていましたが、こちらは16世紀創業の「エンゲル薬局」。
壁の天使はオスカー・ラスケ作。
「建物の隅っこが気になる」
と、夫は建物全体よりも角っこ隅っこなあれこれに気づいては感激し、マダムOさんにマニアックな質問度々。。
映画「第三の男」の場面でも有名な市立公園をちょっと散歩。
ウィーン市内にたくさんある銅像の中で最も有名と言われるのが、この公園にある金ピカなヨハン・シュトラウス2世像。
国会議事堂は工事中。
あとは車の中からですが、市庁舎、ヴォティーフ教会、ウィーン大学、ブルク劇場、王宮などを回りながら色々解説していただきました。
ゆっくり足で周るのと違うので流れる景色となってしまいましたが、ウィーンを初めて訪れた私達には、ウィーン市内の概観やそこでの人々の暮らしぶりを限られた時間内に簡潔に要領よくカバーできるガイドツアーは有意義でした。
カフェで休憩。やっぱり定番コーヒー「メランジェ」。
そして今回行って本当によかった!な場所へ。
ARCHIVE
MONTHLY