
パリ1区☆Au Bistro(オ・ビストロ)
パリ暮らしを始めた頃、わりとよくお邪魔していた一軒がパリ1区にある"Au Bistro"(オ・ビストロ)。
このお店には初めてお邪魔した時にちょっとした出来事がありました。
それはこんな話。
デジュネにお邪魔すると、お店のマダムがニコニコの笑顔で「まあ!」と親しみを込めたリアクション。
おもいきり笑顔で迎えられテーブルにつくと、1冊の本を持ったマダムが
「これ、とてもキレイに撮れてるわね。このあたりでまた撮影?」と。
え・・・なんのことだろ?と思いながらその本を受け取ると、
それは松嶋菜々子さんのパリガイド本。。
(そんなご縁でこの本、買いましたけど)
(ワインはボルドーの赤をカラフェで)
どうやらマダムは私を松嶋さんだと思っている...。
が、松嶋さんファンには大変申し訳ない&どこをどう見ても全く似てない私。
困った...でもマダムはとても嬉しそう。。
「ななこ」ってサインをしてあげるべきか?いやいや、それはマズイだろ...と一瞬の自問自答後、
K「すみません、私はこの人じゃないです...」
マ「あら!てっきりこの前ここで撮影した人だと思ったわ〜アハハ」
(豪快な笑い方が印象的、右手に煙草でスパスタ吸いながら)
この時思った、やはり日本人だと同じように見えてしまうことはままあると。
それでもマダムはガッカリした風でもなく、終始笑顔でサービスしてくださり、居心地が良かった。
以来この近くに来た時はデジュネにお邪魔するように。
(耐えられないどアップで写ってしまったのでスタンプ...ナプキンがエプロン♬)
そんな思い出もいろいろなAu Bistro(オ・ビストロ)に、とてもとても久しぶりにお邪魔しました。
当時はサービスはマダム二人が担当していましたが、以前と変わらぬマダム一人とフットワークが
軽く鼻歌混じりに店内を動きまわるムッシューの二人に。
前置きが長くなったところで、メニューをチェックすると十数年前と同じメニューも多く、好きだった
前菜"Escargots en Pomme de Terre"(ポテトに入ったエスカルゴ)をオーダー☆
ジャガイモをくり抜いた中にゴロゴロっとエスカルゴが入ったこの一品は、このお店の人気メニュー。
ニンニクとパセリがたっぷり効いてます。
そしてとにかく熱々。鉄鍋で登場です。
以前と比べると、ちょっとボリュームは少なくなったようにも感じますが、味は美味しく
なったような気も?! 懐かしさもあってとても楽しくいただきました。
こちらはビストロ前菜の定番"Oeufs Mayonnaise du Bistro"(ウフ・マヨネーズ)。
ビストロでデジュネ、マヨ好き、となるとどうしてもオーダーしたくなる一品。
メインは日替わりオススメの一品、仔牛のクリーム煮、パスタ添え。
クリームソースの中にはフレッシュ色々なキノコがたっぷり。
いかにもビストロ飯!な美味しさと佇まいが嬉しい(#^.^#)
すごい量...
と、思わず言葉を失ってしまったのはRognon de veau(ロニョン・ド・ヴォー)、仔牛の腎臓料理。
K「食べきれる?無理しないで残した方がいいからね...それ、尋常じゃない量でしょ。。」
夫「パッ・ドゥ・プロブレム! 全く問題なく食べれるッ♡」
とか言いながらお隣り席のパリジャンとアイコンタクトしながら、美味しそうに食べている夫...。
あ...お隣りのムッシューもモリモリのロニョン(=_=)
そのムッシューは出張でパリに来たそうで、そしてパリに来ると必ずこの店へ来るのだそう。
気がつけば12時過ぎからどんどんお客さんがやってきて13時前には店内は満席。
そのお客さんの9割はこの近辺にお勤めらしき人達。
12時半過ぎに来た人達は断わられていたので、念のため来る前に電話で予約しておいて良かった!
という感じ。
(右上の時計の時間は合ってませんよー)
小さな厨房にシェフが一人。
大きなキッチンでないと美味しい料理は作れない気がしていたけれど、そんなことはなく、
小さな厨房からお料理が手際良くどんどん出てくる様子はまるで魔法のよう!?
これまでのパリでの色々を思い出しながらの楽しいデジュネになりました。
で、十数年前と変わったこと。
それはガッツリ食べた食後でも別腹だったデセールがなかなか食べれなくなってしまったことかも...。
おまけのパリは「ボンマルシェに!」をBelle et Bonneブログで♬
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1004.html
<info>
Au Bistro(オ・ビストロ)
8 Rue du Marché Saint-Honoré, 75001 Paris
01 42 61 02 45
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