
パリ1区☆La Poule au Pot(ラ・プール・オ・ポ)
洗練繊細なフレンチも大好きですが、ここ1、2年はビストロやブラッスリーでの伝統フレンチが食べたい食事傾向。
そんな中、パリ1区にある1935年創業の老舗ビストロ“La Poule au Pot”(ラ・プール・オ・ポ)をスターシェフJean-Francois Piege(ジャン=フワンソワ・ピエージュ)氏が譲り受け、昨年営業を始めたというニュースを耳にして、これは是非!と思い帰国前のディネに伺いました。
歴史を感じるクラシックな店構えと内装がレトロかわいい雰囲気。
ピンク基調のテーブルセッティング☆
鏡効果で実際よりも広く見えますが、意外とこじんまりとした店内。
壁に貼られたネームプレートがちょっと気になる。昔の常連さん?!
まずは、ジャン=フワンソワ・ピエージュ氏が修行時代によく食べていたという「オニオングラタンスープ」。
パリ暮らしを始めた当初にカフェで何度か食べたオニオングラタンスープなのですが、いずれもぬるめで味にもそれほど感激できず、以来食べるなら自宅で作るメニューになっていましたが、こちらのものは熱々で登場。
ビヨーーンと伸びまくるチーズと甘い玉ねぎの旨味を感じながら赤ワインをごくっ♡
ワインは先日のブログにも記してますが、ルネサンス500周年にちなんでハマり中のロワール地方のシノンワインをチョイス。
今シーズン、パリのビストロ・レストランでは最後!と心してオーダーしたのは黒トリュフオムレツ。
ふんわりとこれまた熱々で大きく登場。
お皿に取りながらちょっとずつ上品にいただく。美味♡
存在感のあるトリュフはこういうシンプルな料理に一段とその美味しさが際立つ。
メニューに見つけるなり夫が飛びついたのは、魚料理“Merlan Colbert ”(メルラン・コルベール)。
「メルラン」はタラ科で比較的安価な魚なのですが、先日亡くなった巨匠Joel Robuchon(ジョエル・ロブション)氏の代表料理の一つでもあり、以来あちこちでメニューに見つけたら食べ、自分の中でランキングをつけている模様?!
こうして背開きで丸ごと揚げるのが特徴です。
その開かれた身に添えらえれたソース(お店によってはハーブ入りバター)と揚げパセリをお好みで載せていただく。
更に欠かせないのが、マッシュポテト!
昔、某レストランのスタッフの方が
「これは病みつきになる美味しさですがレシピを尋ねていけません。聞いたら食べられなくなるバター量です」と。
もう言ってるも同然じゃないか…のフレンチジョーク。。
以来、いただく時はハイカロリーを覚悟。でもこの量はハンパない。
更にこちらのお店では山盛りのフリット付きでした!更にカロリー加算。。
いずれのポテト料理も夫一人で食べきるのはかなりの量なので私もいただきながら。
それにてもバターたっぷりのマッシュポテトは罪深い美味しさ。
揚げ物をいただく時はなるべく生野菜をいただきたいのでサラダを別途オーダー。
一方私のメイン料理は、“Quasi de veau”(カジ・ド・ヴォー 仔牛腿肉)。
フランス・ジュラ地方で栽培されている白ワイン品種Savagnin(サヴァニャン)風味のクリームとマッシュルームがたっぷり。
しっかりボリュームですが、仔牛なので比較的さっぱりあっさりな肉質。
すっかり満腹になり、デセールは二人で1つをシェアすることに。
メニューの中で一番シンプルそうだったバニラアイスを選ぶと、まるでパフェのボリューム。
添えらえれたアンティークなスプーンのデザインが素敵♡とか言いながらペロリ。
別腹でした。
でも本当に今度こそ本当に満腹!と思っていると、お店の方が四角いトレーを持って登場。
「これは当店自慢のデザートです。サービスですのでお好きなだけどうぞ!」
K「ありがたいのですが、もうお腹いっぱいで…」
S「そう言わずにひと口だけでも是非!」
夫「じゃ、二人でちょっとだけいただきます」
本当にお腹パンパンなんですけど…とお腹をさすりながらひと口いただいたプリンのようなデザートに目がまん丸!
こんなに満腹なのに美味しい…♡
夫「結局ほとんど君が食べてるけど…」
K「自分でも驚き中。最近別腹はかなり小さくなったと思ってたけど、また戻ったかも?!」
引き続き今年は美味しそうなビストロやブラッスリー料理を食べに出かけたいと思ってます。
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