
パリ2区☆変わらぬ人気のフレンチー
アミューズにほんのり温かいベーコンのスコーンにちょこっとバターを塗って、キンキンに冷えたシャンパンで乾杯。
旨っ!
このスコーンとシャンパン、合う合う!と最初から美味しくスタートしたのは、久しぶりに訪れたパリ2区のレストラン“Frenchie”(フレンチー)。
オープンしてしばらく経つのでそろそろ人気も落ち着き、予約も取りやすいと思いきや相変わらずの人気。
夫「1ヶ月前に予約しといたよ」
K「知らなかった…」
連日2回転のレストランはファーストサービスの18時30分ジャストにほぼ満席。
15分以上遅れるとキャンセルされ向かいのバーで待つ順番待ちのお客さんを案内しますという注意書きもあり、皆さん時間厳守でやって来る!?
(18時半予約はほとんどツーリスト)
トマトとイチゴの濃厚なガスパチョはピリリと辛いオイルがアクセント。
続くアミューズは、イチゴのポレンタ。
甘いだけではない、ちゃんと酸味のあるイチゴの甘酸っぱさが新鮮に感じました。
本日のワインはサヴォワ地方のビオの白ワインをチョイス。
ソムリエ「サヴォワのワインを知ってるの?今日の料理に合うとてもいいチョイスです!」
夫「サヴォワ@クーシュベルには以前よくスキーに行ってたのでそこで知りました」
ソムリエ「スキー、いいですね〜。というかクーシュベルはいいとこですよね!今年も滑ったの?」
夫「最近はオーストリアで滑ってて、ブラブラブラ(←大好きなスキー話止まらない)」
ソムリエ「いーよね、スキー!!ブラブラブラ(←なんだかスキーの話が始まった)」
K「・・・。」(スキー話は終わりにしてくれ…)
ソムリエ「テイスティングはどちらが?」
K「私、いきます」
ソムリエ「どう?」
K「美味しい!! ちょっとメモ用に撮らせてください」
ソムリエ「もちろん。スキーを思い出すでしょ〜♬」
K「え・・・」(それは思い出したくないです。今年もとても怖かったから…)
ワインなスキー話がひと段落したところで冷前菜Daurade Royale(ドラード・ロワイヤル)登場。
ドラード・ロワイヤルはフランスの鯛の中でも高級なお魚です。
アイオリソースとカレーソースにライムの柑橘を効かせたお味で、カリカリとした蕎麦の実が食感アクセント。
と、ここまできて気がついたのは、レストランのメニューがコース1本になったこと。
以前はプリフィックスまたはおまかせコースだったのですが、いつからか料理はコース1本になったようです。
温前菜はアンチョビとドライトマトがしっかり効き、バジルソースにサラダが載せられたモチモチのニョッキ☆
やや大きめカットのニョッキで、上品にお皿に3個。
イタリアンなニョキがフレンチスタイルになってちょっと新鮮なニョッキでした。
魚料理は、Lieu jaune(リュー・ジョーヌ)、タラの一種です。
それを茄子で包んでいるのがとてもユニーク!
添えられた茄子のフライも中がトロトロで茄子の甘味がグッド☆
肉料理は鳩。
ちょっとグロテスクな脚付きですが、この骨まわりが一段と美味しい部分。
今か旬のアプリコットのロースト添え(ピスタチオ載せ)も良く、自宅で真似したい一品。
最初のデセールは、これまた季節のフレッシュアーモンドとチェリーのアイスクリーム。
2つ目はサクサクの蕎麦粉?のガレットを使ったミルフイユのようなケーキで、上に乗っているのはローストされたマシュマロ。
そのマシュマロのもっちり感が面白くて、印象に残る一皿でした。
こうして自分でアラカルトを選ぶのではなく、お任せのコース料理となると、忘れっぽい私は翌日画像を見ても「これなんだっけ?」となるほど記憶に残らないこともあるのですが、今回のお料理は一皿一皿が鮮明に記憶に残り、どんな味だったのか思い返せる美味しさでした。
よかった!
無くなって欲しくないと思っていたのが、初めて食べてからずっと大好きなこのお店のマドレーヌ。
最後まで美味しく楽しくいただた久しぶりのレストラン・フレンチーでのディネでした。
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