
王の都市 Senlis(サンリス)
5月のプチ旅行ブログ、最終回です☆
シャンティイの後に私達が訪れたのは、Senlis(サンリス)。
サンリス??
恥ずかしながら日本史専攻の私は(いい訳...)フランス史に疎く、この地が長く
"王家の都市"であったことを全く知りませんでした。
街中に入った途端、そこは、まるで時間が止まり遥か昔にタイムスリップしたような、
長く古い歴史が詰まった中世の街並み。
初めにオフィス・ツーリズムへ行って、街の見どころが記載された地図をいただきました。
それによると、サンリスの歴史は遡ること2000年、ガロ=ロマン時代。
蛮族の侵入を防ぐために厚さ4メートルの城壁が築かれたのは3世紀。
城壁の側面は28の塔で固められ、現在もその半数以上が城壁とともに残っているそう。
更に12世紀には、フィリップ2世が新たな城壁を築き、サンリスは2重の城壁に囲まれた都市に。
987年にユーグ・カペー(カペー朝の始まり)がこの地で国王に選出され、サンリスは王立都市
となり、17世紀のアンリ4世までフランス王の居住地としてその地位を保ち続けました〜。
という訳で、街の中心部・3世紀に造られた古い地域を散歩してみることに♫
ガロ=ロマン時代の城壁と宮殿の遺跡(ルイ6世の時代に再建されたもの)が混在する公園☆
大き過ぎてフレームに収まらなかったノートルダム聖堂☆
12世紀から16世紀にかけて建てられたゴシック様式の聖堂。
中へ入ってみると、ほとんど人がいなくてとても静か。
ステンドグラスが美しい!
ノートルダム聖堂の隣りには「サンリス美術・考古学博物館」があり、そこにはガロ=ロマン
時代の遺跡から現代絵画に至るまでの歴史と文化を伝える豊富なコレクションが展示されて
いるそうですが、残念ながらこの日は休館日でした。
また、この街の周辺では今でも狩猟が盛んのようです。(狩猟博物館もあります)
石造りの古いこの町は、「髪結いの亭主」、「王妃マルゴ」や「ロバと王女」などの
フランス映画の舞台にもなっていて、映画人には人気の街でもあるそう。
と、知らないことだらけでした。
建物一つとか何か一部が古いのではなく、街全体が中世史そのもののサンリス。
パリからちょっと離れただけで2000年前にタイムスリップできるとは!な経験でした。
という訳で今回のプチ旅行ブログはこれで終わりです。
楽しく美味しく、アート・カルチャー満載の充実の旅行をオーガナイズしてくだった
YMご夫妻には心から感謝です☆
おまけのパリは、「外出前・外出中にロジェガレ」をBelle et Bonneで☆
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à demain(^.^)/~~
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