
パリ2区☆Mori Venice Bar
<パリブログ:Paris Quotidien>
仲良しのフランス人の友人BT夫妻とディネ。
何食べる?イタリアン!じゃ、久しぶりにあのお店に♬と即決。
やってきたのは、パリ2区のヴィヴィエンヌ通りにあるヴェネツィア料理レストランの『Mori Venice Bar』(モリ・ヴェニス・バー)。
Massimo Mori(マッシモ・モリ)氏の名を冠したレストランで2006 年オープン以来、イタリア好き・ヴェネツィア大ファンとしてはお気に入りレストランの一軒@パリです。
美味しくいただくその前に特筆すべくは、こちらのレストランの内装。
それは著名デザイナー、Philippe Starc(フィリップ・スタルク)によって手がけられたもので、ムラーノガラスのシャンデリア、鏡、ヴェネツィアンマスクなどが配されたモダンでスタイリッシュなインテリアが目を引きます。
このレストランが初めてというBT夫妻は、インテリア好きなこともあって興味津々。
料理の特徴としては、ヴェネツィアおよび北東イタリアの伝統を尊重しつつ、現代的なアプローチを取り入れてたモダンな洗練料理。
なので本場ヴェネツィアでは立ち飲み、居酒屋食堂なBacaro(バーカロ)で食べる小皿料理「Cichetti」(チケッティ)もこんなにもソフィスティケートされた形で。
食材はイタリアの小規模生産者から直接仕入れられ、持続可能性と品質にこだわっているそう。
イタリア料理らしいシンプルながら素材の美味しさをストレートに感じるものばかり。
<魚介のフリットミスト>
イタリアワインはほとんど飲まないという生粋フランス人の彼らにはイタリアワインも新鮮。
B「日本じゃイタリアワイン簡単に飲めるの?手に入るの?」
夫「パリより全然簡単。フランスのブルゴーニュの高騰を思うとイタリアワインは比較的リーズナブル」
B「へ〜。にしてもイタリアワインも美味しい。写真撮っておこう」
K「私も」(って、ブレまくった辛口ドライな白ワイン)
こちらのお店の個人的推しメニューで毎回いただくのが、Vitello tonnaro(ツナソースを添えたロースト仔牛)。
が、そんな一皿は撮り忘れました...。
そして、もし今度その季節にちょうど訪れたら「Granceola do」を食すべし!とBT夫妻にオススメしたのはヴェネツィアのワタリガニのサラダ。
また、毎年秋に評判の白トリュフづくしなスペシャル料理も。
そんな話をしているとプリモ・ピアットが運ばれてきた☆
2皿ずつのオーダーで、最初にボンゴレ。
そのプレゼンテーションに一同注目。
目の前でハサミを入れてもらい袋をオープン!
その瞬間、一気に香りが広がって食欲をそそる、そそる。
夫「でもこれってどうやってアルデンテにしてるんだろう?」
K「袋のまんま茹でる?」
B「ある程度茹でてから袋に入れる?」
T「そんなことより早く食べないと!」
夫「そうだね。パスタは秒で変わる!」
2皿目はアーティチョークのリゾット、トリュフ入り。
ぽってりクリーミーで、これまた本格的アルデンテの絶品リゾットでした♡
今年飲んだイタリア赤ワインの中では一番好きだと感じた1本。
夫「メイン(セコンド・ピアット)いくよね?何食べる?」
B「お腹いっぱい。デセールでいいな」
K「えっ??B、悪いの?!」
B「絶好調だよ〜。でも年のせいか最近昔ほど食べられない」
T「そうなのよ〜。この人、以前と比べると食べる量はだいぶ減ったの。でもあんなに食べ過ぎてたのはよくないから今はちょうどいい感じ」
というわけで、デザートは2皿を4人でシェア。
テーブルいっぱいに広がったチケッティ盛り合わせ、ヴィッテロ・トンナート、魚介フリット、スズキのカルパッチョからのパスタ&リゾットを食べているのだから確かに満腹。
というわけでドルチェは、スパイスの効いたフォンダンショコラと果物ジェラートの盛り合わせ。
食いしん坊仲間なBT夫妻とは美味しい話は尽きず、今度一緒に行きたいレストラン、気になるお店のあれこれ、逆に最近食べて美味しくなかったハズレ話から今年の夏のバカンス予定、思春期を迎えたBT夫妻の子供達の話など話題はいつも通り色々でした。
さて、帰ろうと思って席を立つと、お店の方からカウンター席に案内され、そこにオーナーシェフのマッシモ・モリさんがいらして色々お話を伺うことができました。
そしてプレゼント!と私達それぞれにレストランのオリジナルプレートと世界のイタリアレストランガイドブックをプレゼントしてくれました。
ちょっとびっくり&この日の思い出記念になる嬉しいプレゼントでした。
ご機嫌でお店を後にした4人でした♬
*****プチおやつ部*****
グルテンフリーな「UPBEET」の甘酒ブラウニー。
見ためよりも甘くなく小腹すいた時のおやつに☆
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