
Ralph's ! ~パリのアメリカ~
こちらの行列、先日のランチタイムにできたあるお店の前の行列。
このお店は、ハンバーガーやホットドッグ、パンケーキを出す
いわゆるアメリカのダイナー。店名もそのまま"DINER"
パリに暮らしはじめた頃、
「フランス人は、アメリカがあまり好きじゃないのかも?」
と感じることが何度かありました。
映画やテレビ番組、年配の方との会話などの中で
「ちょっと馬鹿にしてる?」ような印象が・・・。
でも最近そんな印象が少しずつ変わってきました。
フランス人は、実は自分達にはないアメリカの習慣や文化(?)
にとても興味を持っているのではないか?と。
外国人と見るやいなや、道にも全然迷っていない私にも
「Can I help you??」と話しかけてくる彼らは自分の英語力を
試したいような、自慢したいような
我が家の近くにも英会話スクールがあり、神妙な顔して入っていく
フランス人をよく目にします。
でも、この大手英会話スクールは、"Wall Street English"を謳っているのに、
ポスターの女性の舌にはユニオンジャックが・・・
アメリカ英語とイギリス英語って結構違うのでは?
そして、この英会話スクールの隣りには先月またまた
新しいダイナーがオープン。
また、こちらは、マレ地区にある老舗。ボリューム満点のブランチが食べれます。
ブルーベリーパンケーキにカリカリのベーコンなど私も大好きです。

店内では、かなりアメリカンなお菓子や食材も売ってます。
そして去年、左岸のサンジェルマン通りにオープンした
ラルフ・ローレン路面店はパリで大きな話題となっています
ポロシャツはともかく、フランス人がラルフ・ローレン・スタイルを
している姿は想像しにくかったのですが、お店に入ってみると
上品なフランス人マダム達が乗馬風パンツや上質なセーターを
嬉々として選んでいました。
そして何より注目を集めたのは、店内に出来たカフェ"Ralph's"。
(暖かい季節には中庭にテラス席でができ、
避暑地っぽい雰囲気を出しているらしい)
そんな話題のカフェなので友達を誘って今日行ってきました。
店内に入ってびっくり
映画などで見るアメリカのプライベートクラブのよう・・・
全く見慣れぬ光景に急に緊張感が走り、とてもドキドキしました。
よくわからないけど、フランスにはないゴージャス&シックのカタチ?
壁には馬具(鞍)がたくさん!
更に、店内はアンティークの皮張りソファ&椅子。
壁には馬具の他に馬の絵も沢山。天井の梁もイイ感じ。
暖炉も大きい!
そして、フロアのサービス担当係は、全てラルフ・ファッション。
(カッコイイ!)
メニューは英語のみ。
隣りの席のフランス人カップルは、全メニューをフランス語で
説明してもらっていました。
それでも、完全に納得できなかったようで、私達のお皿を指差して
「それ、何ですか?」と。
彼らにとっては、本場のアメリカっぽいハンバーガーや
サンドイッチは、とても新鮮のようです。
もちろん、私にとってもこの雰囲気、この料理はすべて新鮮。
こちらのメニューで話題なのは、ローレン氏所有の牧場から
輸入されてくるアメリカ牛で作ったハンバーガーやステーキ
ハンバーガーでも27€・・・。
驚くお値段ですが、アメリカのお肉は美味しい!
と認めざるを得ない美味しさ
サシたっぷりの和牛とは別物で、赤味肉が柔らかく、
噛むほどに肉らしい味を感じます。
なんとなくポテトの味もいつもと違う?
このひたすらホクホクした感じ。
もしや・・・これもアイダホ産
赤ワインは、カリフォルニア・カベルネを合わせてもらいましたが、
とても美味しかったです
フルーティーなのに凝縮感もあって、赤身のお肉と好相性でした。
今日は、12時頃予約もせずにブラっと訪れたのですが、
予約をしていなかったのは私達だけ。
テーブルは迫力満点のマダム達で満席でした
と言う訳で、訪れる際は予約をすることをおススメします。
おまけのアメリカ
私の中でも確実にアメリカとの距離が縮まっています

そしてこちらは、そのRちゃんからいただいたもの。
なんとハンド消毒ジェル。他にも6種類ほどあり、香りもよくラメが綺麗

手に伸ばすと自然にラメは消えます。
こんなに可愛いものはパリの薬局にはありません。
これを香水を選ぶように気分で選び、バッグに忍ばせて外出しています

そして、カフェなどで取り出すと、ちょっと話題になるんですよね~。
アメリカ製と聞くとパリマダム達はは驚きますが。
パリから見えるアメリカはちょっと魅力的な感じがします
私もアメリカ行きたいな
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Ralph's
173, boulevard St-Germains 75006 PARIS
TEL: 01.44.77.76.00
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