
King of butter "Bordier"
震災関係でまた悲しいニュースを耳にしました。
福島県で有機栽培農業を営む64歳の男性が自殺してしまったというニュース。
有機栽培は、農薬等一切使わない訳だから、まさに土地が命。
土地を整えるだけでも何年もかかる。
今回の放射能流出の問題は、致命的だと感じてしまったのだろうと。
頑張ればまた元に戻るよ、なんて安易には言えないことだと痛感します。
その土地とともに生きてきた人にしかわからないことは沢山あるのだと思うと、考えさせられるし、
食卓に上がる野菜をはじめとする食材全部に感謝しながら食べようと思いました。
最近、都内では野菜の値段が下がり、実際スーパーに行くと日持ちしない野菜は棚に沢山あります。
商品不足のヨーグルトや卵を食べるよりも、こんな時は野菜をモリモリ食べれば良いダイエットだし、
体にいい、と思うんだけど。
という訳で我が家では野菜でダイエットすることに決定。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところで、
king of popがマイケルなら、king of butterは、私の中では「ボルディエ
」
とにかくボルディエさんのバターは、最高に美味しい。
ECHIRE(エシレ)のバターもとても美味しく、こんなに美味しいバターがスーパーやコンビニで簡単に買えてしまうことにフランスは、本当に乳製品天国だとパリに来て思い知ったであります。
そして、ボルディエバターに出会ったのは、Saint Malo(サンマロ)を旅した時のレストランで。
それは、バターに海藻が練りこまれたものでした。
あまりに美味しくて、お料理が出る前に育ち盛りの娘のようにパンをモリモリ食べてしまった
それが、数年前からパリのLe Bon Marcheに並ぶようになりました。
しかも年々種類が増えているから驚きです。
普通タイプ
Demi sel(減塩)
海藻を練りこんだもの
燻製塩を練りこんだもの
柚子風味
トウガラシ風味
ボルディエさんのバター工場は、ブルターニュ地方のRennes(レンヌ)近くにあります。
この工場では、木のローラーをかけながら少しずつ余分な水分を落として練り上げていきます。
更にバターの塊を伸ばしては、手でたたむ作業を繰り返します。
この練り上げ工程を「マクラサージュ」というそうですが、マクラサージュをするバター職人は、
もうほとんどいないそうです。
そんな手が込んだ丁寧な作りなので、味がしっかりしていて、風味豊か、
でも、もたれるようなバター特有の重さがない軽やかな食感のバターが出来上がります。
ブルターニュ地方のクレープやガレットが美味しいのは、こういう美味しいバターがあるからなんだと思うし、
中でもボルディエさんのバターは天下一品(と思う)
そんなバター、パリでは数百円です。
夫は、保冷バックに保冷剤をたっぷり入れて日本にも持ち帰ります。(食べることに妥協しない人だ・・・)
ただ、保冷剤が重すぎて3~4キロくらいになると、そこまでして持って帰らなくても・・・という気もする
ところで、このバターは、豚肉、グリンピース、エビ、何でもソテーすると一気に美味しくなるのだけれど、
ただジャガイモに塗って食べても美味しい。(ジャガバタです)
こんな風に。
フランスっぽい食べ方としては、生のラディッシュにバターを塗り、塩をちょっとつけて
トーストと共にパリっと食べる。
これ、ビストロなどでアミューズ的に最初に出てきたりします
最初は、いきなり目の前にラディッシュとバターをドーンと置かれて、
「どうやって食べるんだ?」と思いましたが、
隣りのテーブルにいた親切なフランス人ご夫婦が教えてくれました。
フランスのラディッシュは、瑞々しくてとても美味しい
形は色々なのかしれませんが、私がよく買うのは長細いこちらのタイプ。
ポリポリ食べながら食事の準備。
結局食卓にあがる時には、半分以下に・・・。
昨日は空豆パスタの隠し味にボルディエバターを少し、とい思い空豆を買いました。
でも、やっぱりまだ季節本番じゃないせいか、鞘を開けると小さかった。
残念
ところで、ボルディエバターは、パリではLe Bon Marcheの食品館"La Grande Epicerie" で売ってます。
普通タイプは、"Fromagerie Laurent Dubois"でも売ってます。
このバターは、フランスのミシュラン3つ星レストランでも多く使われているそうですが、
パリ6区"Le Comptoir du Relais"のディネ
(確かデジュネではパンのみでバターはサーヴされなかったと思う)、
パリ3区の"Breizh Cafe"のクレープ、ガレットなどにも使用されてます。
Breizh Cafe東京店も、このバターを使っているかも??
あと、常時ではないらしいのですが新宿伊勢丹店に時々並ぶと聞いたことがあるのですが、
こちらも未確認・・・・。
気がつけば、今日で3月も終わり。
このブログも約3カ月経ちました。
読んでくださっている方、心からありがとうございますです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<Info>
Bordier Fromager
9,rue de l'Orme 35400 Saint-Malo France
02.99.04.17.17
Le Comptoir du Relais
9 Carrefour de l’Odeon 75006 PARIS
01 43 29 12 05
Breizh Cafe
住所: 109, rue Vieille du Temple 75003 Paris
01 42 72 13 77
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福島県で有機栽培農業を営む64歳の男性が自殺してしまったというニュース。
有機栽培は、農薬等一切使わない訳だから、まさに土地が命。
土地を整えるだけでも何年もかかる。
今回の放射能流出の問題は、致命的だと感じてしまったのだろうと。
頑張ればまた元に戻るよ、なんて安易には言えないことだと痛感します。
その土地とともに生きてきた人にしかわからないことは沢山あるのだと思うと、考えさせられるし、
食卓に上がる野菜をはじめとする食材全部に感謝しながら食べようと思いました。
最近、都内では野菜の値段が下がり、実際スーパーに行くと日持ちしない野菜は棚に沢山あります。
商品不足のヨーグルトや卵を食べるよりも、こんな時は野菜をモリモリ食べれば良いダイエットだし、
体にいい、と思うんだけど。
という訳で我が家では野菜でダイエットすることに決定。
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ところで、
king of popがマイケルなら、king of butterは、私の中では「ボルディエ
とにかくボルディエさんのバターは、最高に美味しい。
ECHIRE(エシレ)のバターもとても美味しく、こんなに美味しいバターがスーパーやコンビニで簡単に買えてしまうことにフランスは、本当に乳製品天国だとパリに来て思い知ったであります。
そして、ボルディエバターに出会ったのは、Saint Malo(サンマロ)を旅した時のレストランで。
それは、バターに海藻が練りこまれたものでした。
あまりに美味しくて、お料理が出る前に育ち盛りの娘のようにパンをモリモリ食べてしまった
それが、数年前からパリのLe Bon Marcheに並ぶようになりました。
しかも年々種類が増えているから驚きです。
普通タイプ
Demi sel(減塩)
海藻を練りこんだもの
燻製塩を練りこんだもの
柚子風味
トウガラシ風味
ボルディエさんのバター工場は、ブルターニュ地方のRennes(レンヌ)近くにあります。
この工場では、木のローラーをかけながら少しずつ余分な水分を落として練り上げていきます。
更にバターの塊を伸ばしては、手でたたむ作業を繰り返します。
この練り上げ工程を「マクラサージュ」というそうですが、マクラサージュをするバター職人は、
もうほとんどいないそうです。
そんな手が込んだ丁寧な作りなので、味がしっかりしていて、風味豊か、
でも、もたれるようなバター特有の重さがない軽やかな食感のバターが出来上がります。
ブルターニュ地方のクレープやガレットが美味しいのは、こういう美味しいバターがあるからなんだと思うし、
中でもボルディエさんのバターは天下一品(と思う)
そんなバター、パリでは数百円です。
夫は、保冷バックに保冷剤をたっぷり入れて日本にも持ち帰ります。(食べることに妥協しない人だ・・・)
ただ、保冷剤が重すぎて3~4キロくらいになると、そこまでして持って帰らなくても・・・という気もする
ところで、このバターは、豚肉、グリンピース、エビ、何でもソテーすると一気に美味しくなるのだけれど、
ただジャガイモに塗って食べても美味しい。(ジャガバタです)
こんな風に。
フランスっぽい食べ方としては、生のラディッシュにバターを塗り、塩をちょっとつけて
トーストと共にパリっと食べる。
これ、ビストロなどでアミューズ的に最初に出てきたりします
最初は、いきなり目の前にラディッシュとバターをドーンと置かれて、
「どうやって食べるんだ?」と思いましたが、
隣りのテーブルにいた親切なフランス人ご夫婦が教えてくれました。
フランスのラディッシュは、瑞々しくてとても美味しい
形は色々なのかしれませんが、私がよく買うのは長細いこちらのタイプ。
ポリポリ食べながら食事の準備。
結局食卓にあがる時には、半分以下に・・・。
昨日は空豆パスタの隠し味にボルディエバターを少し、とい思い空豆を買いました。
でも、やっぱりまだ季節本番じゃないせいか、鞘を開けると小さかった。
残念
結局、パスタはやめて塩茹でして、あっという間に食べちゃいました・・・
ところで、ボルディエバターは、パリではLe Bon Marcheの食品館"La Grande Epicerie" で売ってます。
普通タイプは、"Fromagerie Laurent Dubois"でも売ってます。
このバターは、フランスのミシュラン3つ星レストランでも多く使われているそうですが、
パリ6区"Le Comptoir du Relais"のディネ
(確かデジュネではパンのみでバターはサーヴされなかったと思う)、
パリ3区の"Breizh Cafe"のクレープ、ガレットなどにも使用されてます。
Breizh Cafe東京店も、このバターを使っているかも??
あと、常時ではないらしいのですが新宿伊勢丹店に時々並ぶと聞いたことがあるのですが、
こちらも未確認・・・・。
気がつけば、今日で3月も終わり。
このブログも約3カ月経ちました。
読んでくださっている方、心からありがとうございますです。
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<Info>
Bordier Fromager
9,rue de l'Orme 35400 Saint-Malo France
02.99.04.17.17
Le Comptoir du Relais
9 Carrefour de l’Odeon 75006 PARIS
01 43 29 12 05
Breizh Cafe
住所: 109, rue Vieille du Temple 75003 Paris
01 42 72 13 77
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